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脳梗塞のリハビリ手法の一つ、川平法とはどんなリハビリ?
2018.03.14
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

“脳梗塞を発症すると、指先などが麻痺して自分の意思では動かすことが出来なくなってしまうことがあります。そのような麻痺している部位を、少しずつ動かしていけるようにトレーニングをするリハビリが脳梗塞リハビリです。その脳梗塞リハビリの手法の中の一つに、川平法という方法があります。
脳梗塞の後遺症による麻痺は脊髄前角細胞から大脳皮質までの神経が損傷していることが原因なので、麻痺の症状を和らげるためには、この神経を強化して再建することが必要です。神経路を再建させ強化するためには、再建したい神経に繰り返し興奮を伝える必要があります。神経細胞に興奮を伝える役割があるシナプスは、繰り返し興奮を伝えると結合が強まります。川平法では、このようにして神経路を強化していくのです。
あまり治療時間をかけずに効果的に麻痺を改善させるためには、強化したい目標となる神経路に興奮を繰り返し伝えるための工夫を施すことが必要になります。まず損傷した神経路の興奮水準のバランスを整えるためにウォーミングアップとして四肢に電気や経頭蓋磁気、振動などの刺激を与えたりボツリヌス療法などを施すのです。そして患者さんが川平法の脳梗塞リハビリを始めるときには、目標となる神経路がどこなのかを伝えると効果が得やすくなります。
患者さんは、麻痺している手足を自分の意思で動かそうとして生まれる色々な運動から神経路を強化することが出来る運動を見つけ出すことが必要です。つまり、たくさん試行錯誤を重ねた中で目標となる運動を見つけ出すことが要求されます。しかし治療を施す人が患者さんが運動を始めるときに目標となる神経路を伝えてあげれば、この試行錯誤を重ねる作業を減らすことが可能です。
促通反復療法では治療を施す人が中指を伸ばしてといった指示をするのと同時に、その運動を促してあげるような促通操作を実施して患者が運動をしやすいようにしてあげて、その動作を100回繰り返して麻痺の症状が改善されるのを促します。親指に促通反復療法を施す場合は持続的な振動と電気による刺激を同時に与えるのです。効果を、より一層高めるために肩や前腕、ヒジにも電気による刺激を与えていきます。
この川平法の脳梗塞リハビリを、麻痺が残ってしまってから平均して4年ほど経過してしまった患者さんに対して3ヶ月に亘って少ない頻度で短い時間施すことによって、麻痺の症状が肩やヒジの部分で66パーセント改善され手の指の部分で44パーセント改善されました。ですので、これまでの脳梗塞リハビリより効果的であると言えます。
川平法では、意図を実現させるための訓練用ロボットも使っているのです。促通機能付きのモーター能動の負荷を和らげるリーチングロボットを使うと、手前の青色のスイッチと奥にある黄色いスイッチを交互に押す訓練をすることが出来ます。ロボットの2種類の電気刺激と2種類の振動刺激を与える一般的な促通機能だけではなく、より一層高い効果を得るためのマッサージャーと2種類の電気刺激と施しているのです。これらの施術を併用することによって、より一層効果が高い治療を施すことが出来ます。
そして川平法の脳梗塞リハビリでは損傷した部分に細胞を補充する再生医療も行っているのです。注入した神経幹細胞や幹細胞が損傷した部分を保護して、損傷した神経を再建することによって麻痺の症状が回復することが期待されています。とは言っても神経を元通りに強化して再建するためには、他の施術も併用して行うことが必要です。麻痺の症状を回復させることは、脳梗塞を発症してから6ヶ月以内の脳の組織の可塑性が高い期間を経過してしまうと期待することが出来ないと思われていました。ところが、その時期を経過しても効果的なリハビリを行えば麻痺の症状は改善します。”




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