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脳梗塞のリハビリ手法-ボバース・コンセプトとはどんなリハビリ?
2018.03.14
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
脳梗塞リハビリの数ある手法の1つには、ボバース・コンセプトと呼ばれるものがあります。これは1940年代において英国のボバース夫妻が提唱したもので、脳性まひを始めとした中枢神経疾患の子供や、成人の治療の為の考え方です。
人によってそれぞれ異なる潜在能力の評価を行い、能力を発揮しやすくする手技も組み合わせるのが特徴です。機能障害は、脳の損傷部位や程度によって異なり、経過にも個人差が生じるのが普通です。その為、ボバース・コンセプトでは観察と思考的な分析を用いて、個人に合わせたオーダーメイドの治療を実現しています。
脳梗塞リハビリにおける回復を、最新技術の解釈を用いることで、より優れたものに導ける可能性があります。このコンセプトは、ボバース概念やボバースアプローチに、神経発達学的治やボバース法とも呼ばれるので、正確に理解するのは大変です。
それだけに、誤解されたまま広まっていたり、解釈に個人差が生じるといった側面が存在します。しかし、1人1人に合わせた治療や生活のサポートと考えれば、脳梗塞リハビリの役に立つ概念だと理解できるはずです。
子供の発達を助ける養育の分野では医師を始めとして、理学療法士と作業療法士や言語聴覚士に、介護福祉士と保育士や教師もチームで取り組みます。各専門家が対象者をサポートする仕組みですから、短期間での優れた効果に期待することができます。
ボバース・コンセプトは今でも重要な概念ととらえられ、幅広い分野において活用されているのがポイントです。脳梗塞リハビリでも、やはり観察を徹底的に細かく行い、分析的思考で治療方針を決めることが特徴に挙げられます。解剖学や運動学に神経生理学といった基礎をベースに、患者さんの姿勢や動作の分析が行われます。
座位や立位に限らず、歩行時の姿勢や体の動きというような要素を全て、ボバース・コンセプトでは専門的な観点から観察、分析に掛けられるわけです。コンセプトはあくまでも概念ですから、これ自体が治療方針を決めるものではなく、どういう考え方で患者さんと向き合うかを指し示す一種の指標のようなものです。また、常に最新の科学を採り入れて治療内容の更新を図りますから、時代を問わず応用や活用ができる概念だといえるでしょう。
どちらかといえば、患者さんよりも医療関係者の為にあるので、一般的にあまり知られていないのは当然ですし、専門的な内容で簡単に理解が及ばないのは仕方がないです。大切なのは、ボバース夫妻が1940年代に提唱した概念が、日本でも定着して脳梗塞リハビリに活かされているということです。勿論、当時と現在では医学のレベルが異なりますが、それでも現代でも通用しているのは単純に凄いです。
むしろ、80年近く経っても色あせないどころか注目され続けるのは、ボバース・コンセプトがそれだけ重要な概念で、軽視することができないからだと思われます。現代でも各地で勉強会が開かれていて、医療関係者が参加して学んだり、治療方針が新しくなり更新され続けています。ボバース・コンセプトでは、一般向けに分かりやすくした書籍もあるので、誰でも勉強したり知識が得られます。難しいことに変わりないですが、脳梗塞リハビリで何が行われているか、あるいはリハビリの意味や期待できる効果が分かります。
治療法を選択するヒントも得られるので、曖昧な印象の概念を理解したくなったら、勉強会や書籍などを活用するのがおすすめです。ありとあらゆる観点で、患者さんの症状を観察したり分析する概念ですから、応用力が高い上に医学の発展に寄与しています。闇雲にリハビリをするよりも、今後の道筋が見えてくる可能性がありますから、リハビリに悩んだ時もこの概念がヒントになるでしょう。
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