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片麻痺の記憶力の低下や認知機能の障害
2023.09.01
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
片麻痺は、脳卒中や脳損傷などが原因となって、身体の片側の筋肉や運動機能が制御できなくなる状態です。
この状態において、記憶力の低下や認知機能の障害が起こることがあります。
認知機能という言葉は医療従事者であればよく使用する言葉ですが、一般的ではないため、まずは認知機能という言葉の意味から紐解きましょう。
認知機能とは
厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトによると、理解、判断、論理などの知的機能のこととあります。
認知とは理解・判断・論理などの知的機能を指し、精神医学的には知能に類似した意味であり、心理学では知覚を中心とした概念です。
心理学的には知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解といったさまざまな要素が含まれますが、これらを包括して認知と呼ばれるようになりました。
しかし一般的には認知機能は主に認知症における障害の程度を表す場合に用いられることが多いようです。
認知症では物忘れにみられるような記憶の障害のほか、判断・計算・理解・学習・思考・言語などを含む脳の高次の機能に障害がみられますが、その障害がみられる脳の機能として認知機能と表現されます。
引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト https://00m.in/ceBrW
脳卒中・脳損傷による
影響とその関連部位
片麻痺患者は、脳の特定の領域が損傷しているため、記憶力に影響を及ぼすことがあります。
脳の側頭葉や海馬などの領域(図1の〇)が損傷を受けると、記憶の形成や保持が困難になる場合があります。
例えば、新しい情報を覚えることや過去の出来事を思い出すことが難しくなることがあります。
また、片麻痺の患者は認知機能にも影響を受けることがあります。注意力や言語理解、問題解決能力などが低下する可能性があります。
脳の損傷によって、情報処理や思考の速度が遅れることがあり、日常生活において課題をこなすことが難しくなることがあります。
認知機能・記憶障害の
改善の可能性
リハビリテーションや脳トレーニングなどの方法を取り入れることで、記憶力の改善や認知機能の回復を促すことができる場合もあります。
(参考:Neha Jain/june 2023[cognitive rehabilitation in hemiplegia] )
また、家族や支援者のサポートも重要であり、患者の生活の質を向上させるのに役立ちます。
まとめ✎
片麻痺患者の記憶力と認知機能が低下する場合があるものの、個人によって症状や回復の度合いが異なります。
そのため、適切な医療やリハビリテーションのプランが必要です。
適切なリハビリテーションは個人で選択できる時代ではあるものの、その選択はこれまで経験のなかった人には難しい作業になります。
難しい理由としては、「実際にやってみないと分からない」部分が多いからです。
「実際にやってみたい」と思われた際は、我々保険外リハビリ施設の者へご相談下さい。体験を通して、ご自身にとって適切なリハビリかどうかをご判断いただけると思います。
ご不明な点等ございましたら、
気軽にお問い合わせ下さい。
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