お知らせ | 名古屋を中心に脳梗塞のリハビリをサポート!
- 脳梗塞リハビリステーション名古屋
- リハビリの現場から 脳リハ名古屋ブログ
- 片麻痺ぶん回し歩行の利点と課題、歩行能力の維持と負担のバランス
片麻痺ぶん回し歩行の利点と課題、歩行能力の維持と負担のバランス
2023.12.08
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

片麻痺ぶん回し歩行は、片方の半身に麻痺がある患者にとっての特殊な歩行法であり、その利点と課題が存在します。
メリット
- 歩行能力の維持
片麻痺ぶん回し歩行は、健常な半身を活かすことで歩行能力を保つのに役立ちます。患者は麻痺した側の手や足を使用しないため、比較的安定感を維持できます。
- 日常生活の向上
歩行能力の維持により、患者は日常生活においてもっと自立できる可能性があります。例えば、家庭内での移動や基本的な作業がしやすくなります。
- バランス感覚の向上
ぶん回し歩行は身体のバランス感覚を養うのに効果的です。健常な半身を使いながらの歩行は、全身の筋肉をバランスよく使うことに寄与します。
デメリット
- 一側性の負担
健常な半身に頼ることで、片麻痺の側には十分な刺激が行き届かない可能性があります。これが続くと、筋肉の萎縮や関節のこわばりが生じるリスクがあります。
- 疲労感
片麻痺ぶん回し歩行は、全身の動きを制限するため、通常の歩行よりもエネルギーを多く消費します。これが継続すると患者は疲れやすくなり、持久力の低下が懸念されます。
- 専門的な指導の必要性
ぶん回し歩行は専門的な指導が必要です。正確なテクニックや身体の動かし方を理解することが重要であり、これができない場合、逆にケガの原因となる可能性があります。
まとめ
片麻痺ぶん回し歩行は、患者の生活の質を向上させる可能性がある一方で、適切な指導なしに行うと逆効果となる可能性もあることを理解することが重要です。医師や理学療法士と連携し、患者の具体的な状態に応じた適切なアプローチを見つけることが大切です。




2025年 2月 28日
脳梗塞の症状~作業療法士が解説~
はじめに: 脳梗塞(Cerebral infarction)は、脳の血管が詰まって...
続きを読む

2025年 2月 28日
春のリハまつり~ベーシック8回コースのご案内~
期間限定コースのご案内です! 当施設では以下が 通常の改善式リハビリコースとなります。...
続きを読む

2025年 1月 31日
佐藤恵里ちゃん ~外傷性脳挫傷/左麻痺~
肩にカバンをかけると 必ずと言っていいほどずり落ちてくるので 筋トレを始めた経緯があ...
続きを読む