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右麻痺の苦悩

2021.12.11

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

乾燥がヤバくて

軽く指を曲げただけで、

皮膚が切れたから、大大大好きな

ポテトチップス関西だし醤油でも食べて

自分を慰めようと思った田邊です。

 

乾燥きょわい🥺

関西だし醤油おいひい…🥺

 

てなことで、本日は

右麻痺の苦悩

についてよ。

 

そもそも

麻痺がある時点で

苦悩なんて抱えてるのよね。

 

麻痺があっても無くても

人は苦悩を

抱える生き物だしね。

 

じゃあ、なぜ今回右麻痺を

わざわざ選んだかというと、

失語症の存在なの。

 

右麻痺だから絶対に

失語症になる

というわけではないの。

 

逆に左麻痺だからといって

絶対に失語症にならない

というわけでもないの。

 

どういう事かというと、

脳には

劣位半球/優位半球

というのがあるの。

 

いわゆる

右脳/左脳

よ。

 

優位半球とは一般的に

言語中枢がある側の脳

の事を指すのよ。

 

劣位半球はその反対よ。

優位半球は多くの人が

左脳にあるの。

 

僅かな人だけ右脳に

あったりするのだけど、

割と珍しいわよ。

 

左脳の損傷により

多くの人が失語症を呈すわ。

 

自費リハビリをやってて

気づいたことがあるんだけどね。

 

自費リハビリ利用者って

圧倒的に

左麻痺の人が多いの。

特にうちはほんとそう。

 

おそらくだけど、

完全に私の個人的な予想だけど

言葉に問題がないからよ。

 

だから、

自分で探して自力で

お問い合わせできるの。

 

自分じゃなくても、

家族や近しい人に

相談も出来るのよ。

 

右麻痺の人って

それが出来なかったりするの。

 

右麻痺の人は左麻痺の人より

急性期で上部消化管出血

起こしやすいらしいの。いわゆる、

胃からの出血だったりよ。

 

喋れないことで物凄い

苦痛を強いられるのよ。

 

これって結構なストレスじゃない?

 

我々だって

普段の仕事や生活で

ストレスがかかったりすると、

 

胃が痛いな…

とか

食欲無いな…

とかあるじゃない?

 

ストレスだけでは

ないかもしれないかもしれないけど、

でも、大きな要因の一つでは

あるのよね。

 

とある私の好きな本にね、

語彙力や表現力の無さ

思考の柔軟性の無さ

結びつく

ということが書いてあった。

 

思考の柔軟性が無くなる、

という事は

ネガティブな事象をそのまま

ネガティブに捉えちゃいやすいの。

 

失敗は悪い事ではないのに、

その印象のまま、

悪いものとして焼きつくの。

 

語彙力の乏しい人ほど、

表現力の乏しい人ほど、

ナーバスになりやすいの。

 

お子さんのいらっしゃる方でしたら、

是非英語よりも国語をしっかり

教えてあげてね。第二言語などは

後からでもいいと思う…(ぶつぶつぶつ…)

 

だからね、すごく難しいのが

例えば、失語症のある人に

今日の調子はどう?

という質問は答えるのが

非常に難しい質問なの。

 

だって、

(全員が全員じゃないけど)

表現方法が乏しいから

それを表現しようにも

選択肢があまりにも

少ないんだもの。

 

片麻痺の人って失語症の有無に関係なく、

身体を縛られている状態なの。

 

動こうと思っても、

動かせなかったり、

 

ちょっと手を伸ばしただけなのに、

ベッドからずり落ちたり、

 

一歩だけ動こうとしただけなのに、

膝の力が抜けちゃって

転んだりね。

 

そういう状態だと、

身体を動かすのが

嫌になっちゃうのよ。

 

夢の中では自由に歩いて、

無邪気に走り回ってるのに、

 

夢から覚めたら

動かない身体が

圧し掛かってくるの。

 

そうするうちに、

心身自由が奪われていく

感覚に陥るのよね。

 

さっきも言ったけど、

「表現力のと乏しさ」は

「思考の柔軟性の無さ」に

結び付きやすいの。

 

コミュニケーションって

言葉だけじゃないわよね。

 

笑ったり、怒ったり、

身振り手振りで伝えたり、

受け取ったり。

 

その表現力が乏しくなるってことは、

思考の柔軟性の低下

に繋がっていくのよ。

 

片側に麻痺があるだけでも、

そういう状況に陥りやすいんだけど、

失語症があると、

それがもっとなのよ。

 

表現力に加え、

さらに語彙力も減少するの。

 

頭ん中には言葉あって、

喉まで出かかってるのに、

出ないのよ。

 

そういうのって、語彙力がないよりも

もっともっと、ナーバスに

なりやすい身体状況なの。

 

だからそんな人に

 

 

って質問は(私的にはね)

残酷に感じるのよね。

 

ある程度答えの決まっている

「どう?」であれば良いのだけど、

そうでない場合には

とてつもなく残酷よ。

 

どう?

って言うのは、かなり回答者にとっては

自由度の高い質問なのよ。

 

多分、みんなもそうじゃない?

「これについてどう思う?」

って言われて、ぱっと

答える事ができる日本人って

少ないと思うの。

 

これは、ご家族やセラピストに

是非知っていてほしいし、

是非振り返ってほしいの。

 

「どう?」

「どうしたい?」

 

って聞いてないかしら。

 

答えたくても、

答えられないのよ。

 

言葉に、自由を失った状態の方へ

かなり自由度の高い回答を強いるのは

しんどいと思うのよね。

 

 

口にテープを貼って、

片側の手足に重しをぶら下げて、

ついでにそれらを縛りつけてみて。

 

そして、そんな状態の時に

「どう?」

って聞かれてみて。

 

苦痛よ。

 

人は表現方法を

ほんの一部でも奪われるると、

恐怖と苦痛で縛られるの。

 

さらにね。

これは個人的見解だけど、

失語の人って

言葉が出なかったりするときに、

身体を固くするのよ。

 

みなもそうじゃないかな。

失敗を重ねると、

落ち込んだり、次何かに挑もうとするときに

緊張したったり、気分が向かなかったり、

心身ともに硬くならないかしら。

 

苦手なことに挑戦するって、

肩に力が入り過ぎたりしない?

 

失語症の方って、

そういった硬さが目立つのよ。

 

それはそれは独特な硬さなので、

文字や言葉では中々、

表現しきれないんだけどね。

 

ほんと独特なのよ。

中々、マッサージや機械などで

取り切れない硬さを

しているわ。

 

 

ではどうすれば

いいのかしらね。

 

 

選択肢を与えても

選んでもくれない。

 

何を聞いても塞ぎこんでる。

 

そんな人には

じっくり待てばいいの。

 

どう?と聞かずに、

ゆっくりとこちらが何かしら

無駄と思われるお喋りを

していたらいいの。

 

無駄な時間を

苦痛なく過ごせることって、

そういう人の存在って、

それはそれは贅沢なものよ。

 

そのように、贅沢な時間で

寄り添ったらいいのよ。

 

心から

寄り添ってあげて。

 

そしてお願いしたいのが、

無理に練習させないで

あげてほしいの。

 

言葉に関しては、

一朝一夕で

良くなるものではないのよ。

 

非常に時間がかかるの。

 

でも、

練習するな

とは言わないわ。

もちろん練習してもいいのよ。

 

ただ、そこに本人の

「楽しい」や「面白い」という

感情があればいいの。

 

何気ない会話を

楽しむようにしてほしいの。

 

訓練でなく、

ただのコミュニケーションとして。

 

これは

けして言語のリハビリを

否定しているわけではないの。

 

私は1年目の頃から

STの先生に付いて

病院で勤務してきたの。

 

STの重要さ、

凄さ、大変さ、責任、

そして、面白さ。

 

様々なものをその先生から

学んだもの。(ぐっちょん先生元気カナ…)

 

ただ、その分

言語リハビリを受ける側の

苦悩も見てきたわ。

 

私も吃音があったりして

言葉がスムーズに

出なかった時期があったの。

 

だから、少しだけど、

言葉が出ないことへの

ツラさが分かるわ。

 

だから、いつかその人たちに

何かしらでいいから、

「しんどいよね」って

声をかけたかった。

 

 

それが今回のブログよ。

 

 

絶対に誤解してほしくないのが、

失語症があるからと言って

不幸なわけじゃないし、

 

無いからと言って

ツラい気持ちがマシ

と言いたいわけでもないの。

 

障害の有無や

お金持ちだろうが、

そうでなかろうが、

ツラい時はツライわ。

 

 

それだけは理解しておいてね。

ではでは、長くなったわね。

 

良い週末をお過ごしになってね。

 

あ…あの…

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全私が泣いて喜びます…

 

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