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日曜講習会 ~基礎~
2019.06.03
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

体力がなさ過ぎて、朝から大量のカフェインを投入し、テンションを上げようとしている田邊です。(全然アガらない☆)
昨日は、一日講習会でした。
基礎中の基礎である、「評価」を中心とした時間でした。
私たちの話す評価とは、「相手の方がどのような状況にあるかを知る為の手段」です。
なので、「評価」は基本であると同時にとても重要な技術です。そして評価にはさまざまな方法が存在します。
日常生活を点数化しどの程度の自立度なのかを知るスケールがあったり、6分間でどのくらいの距離を歩けるのか、現時点での麻痺の程度を知る為のスケールなど、挙げだしたらキリがないくらい存在します。
今回の講習会では書面を用いた評価法でなく、
「目で触れ、手で見る」、そんな評価でした。
「見て、触れて、動いて」という評価に関しては、例え同じ現象を目の前にしても、個々のセラピストによって見え方が大きく異なります。
その差は、「技術」と「経験」です。
とある、若いセラピストが「勉強会で経験した実技を病院で患者さんに試したけど、上手くいかなかった」と言っていました。
この手の話はよくありますし、私も経験したことがある感情なので、分かります。
出来てたら、こんな体力の削ぎ落ちた30代の独身女が練習したり、勉強したり、講習会へ叱られに赴くことなんて、しませんしね。。(カフェイン早く効いて。)
その若い人たちにむけ一言言わせてもらえるなら、
結果の出るセラピスト達の共通点は、「緻密で正確な評価をし相手の身体を的確に捉えた上で介入している」ということです。
同じ林檎を見ても、林檎農家さんがみる林檎と、私のような素人がみる林檎とは、きっと見え方が異なります。
熟しているのか、甘いのか、水分が多いのか、ジャムに加工するのがいいのか、そのままが良いのか、硬いのか。
きっと林檎農家さんの方が、美味しい食べ方やどのようにすれば「美味しい林檎」に育つか知ってますよね。
美味しい林檎を育てるには、知識もそうですが、体で覚えることも大切だと思います。
空気を感じ、空を読み、土を味わい、木を見て、実りに触れる。
身体で覚えたものは、言葉以上の説得力になり、いつでも再現可能となります。
人間の目は、簡単に騙されます。
トリックアートなどはその代表です。
手は、その点騙されないのです。
だから、目で見るのでなく、目で触れるんです。
だから、手で触れるのではなく、手で見るのです。
それらを積み重ねた熟練者は、目で触れるだけで、その人の体がどのようになっているか想像がつき、正答率は上がります。
しかし、それを身体で覚えるのには膨大な時間がかかります。
患者さんも若いセラピストも、そこはきっと同じですね。
当施設は、そんな若いセラピストの教育機関でもあります。
なので、こちらを利用される方が許可をくだされば、研修生の見学を積極的にとっています。
目で触れ、手で見るには練習と実際の介入場面の経験が必要です。
上には上がいるので、私たちもまだまだ勉強と練習と経験が必要だと、改めて体感できた良き時間でした。
さて、シュークリームを食べたら、すこぶる元気になってまいりました。(単純)
棚づくりすっぞー!!!!!
では、また。




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