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認知症とストレス

2019.06.11

大好きな人と大好きな物を共有しながら世界のすみっこでひっそり暮らしたい田邊です。(大丈夫です、疲れているわけではありません)

 

とある利用者さんから、こんな相談を受けました。

「最近うちのおばあちゃんの認知症が進んできて、デイサービスに相談したけど計算プリントを渡されたり、間違い探しのプリントをしたりすることが良いって言われて家でもやらせているのだけど、本人が(プリントを)嫌いなようで機嫌悪くなっちゃう。どうしたらいいだろう?」とのこと。

 

よく、病院でも見かけます。

いわゆる「脳〇レ」ですね。一時期注目され流行りました。

今でも、病院で認知症予防や改善に向けて多くのセラピストが実施しています。

 

プリントや紙面でのゲーム(ジグゾーパズルやクロスワードなど)に楽しく参加している方に関しては、それで良いと思います。

しかし、それを嫌な気持ちでストレスになるような課題になってしまっていると、あまり効果的とは言えません。

 

昔本当にあった怖い話なのですが、とある回復期病院で患者さんに机上課題を提示していたセラピストがいたのです。

患者さんは、どうしてもその課題が嫌で「もういい…」と席を立ったんです。

その瞬間にセラピストがその患者さんの腕を掴み「これは訓練だから座って!」と、再び着席を半ば強制的に促しました。(目撃した時には目ん玉飛び出すくらい驚きました。)

 

その方にはただただストレスでしかなく、机上課題のリハビリ後は疲労しすぐベッドに横になり、日中は寝ていることが増えていました。

 

その関わり方に原因があったかは定かではありませんが、いかがなものなのかと考えてしまいます。

 

認知症とは、3つに分類されています。

・アルツハイマー型認知症(全体の約6割)

・脳血管性認知症(全体の約2割)

・レビー小体型認知症/前頭側頭型認知症(全体の約2割)

です。

 

引用:【いっしょがいいね.com】https://www.isshogaiine.com/about/type.html

 

どの型にも共通して言えることは、「過度なストレスは逆に病気を進行させる危険がある」ということ。

 

これは、ご高齢の方に限らず、若い健常者の方でもストレスの掛りすぎた状態だと頭がぼーっとしたり、考えがまとまらなかったり、食の乱れが出現したり、イライラしたり、鬱々したり、出かける意欲を無くしたり、おしゃれに無頓着になったりと、認知症の周辺症状と言われるものが出現してきます。

 

 

私個人の見解ですが、

過度なストレスはタバコより有害だと思っています。(喫煙者の戯言です。)

 

研究でも、過度なストレスがかかった場合、脳の前頭葉(記憶や計画したりする脳の中枢)の神経細胞は縮み、それに対し扁桃体(快・不快情報を判断する中枢。ストレスがかかると肥大化する)の神経細胞は拡大していきます。

これはどういったことかと言いますと、前頭葉が萎縮すると記憶や物事の判断、感情の抑制などが効かなくなります。また、扁桃体が肥大化するというのは、ストレスに対し脆弱になるということです。

 

 

認知症の方は、すぐ忘れてしまったり、辻褄の合わないことを話してしまったり、なぜ自分がここにいるのか分からなくなってしまったりと、既にストレスがかかっています。

そこに「頭の体操をしないとボケちゃうよ」や「考えるだけでも頭に良いから」と押し付けては、ただの苦痛です。

実際に研究でも、そのように対応した高齢者と好きな余暇時間を過ごし適度な役割を与えられた高齢者とでは、認知機能面に明らかな差が出たそうです。(勿論、後者が集中力・記憶力・感情の起伏等の結果が前者よりも高得点でした)

 

 

脳〇レを否定しているわけではありません。もちろん、有効的と思います。

しかし、対象者を見てその方のストレスになるようなら、あまり有効的と言えないとは思います。

 

 

認知症患者様を抱えた家族様にも、ストレスがかかります。

 

強くあたってしまうこともあるでしょう。

本当は優しくしたいのに、日頃のストレスから語気が強くなってしまったり。

今までは普通に出来ていたのに、少しずつ出来ることが減っていく焦燥感を感じたり。

良かれと思って提供したものを強く拒否されてしまったり。

「全てあなたのためにやっているのに」と憤ってしまったり。

 

思い通りにはいかないものですよね。

私も僅かですが介護経験があります。

どうしても今すぐ出かけなきゃいけないタイミングで介助が必要な状態になっていて、出かけられなかったり。

夜中家を抜け出し、迷子になっていたり。

二人きりの家で、排せつ物をトイレ中にまき散らしそこに横たわってしまっている場面に一人で対応しなければならなかった時があったり。

本当に大変です。

 

 

皆さんは理解しているでしょうが、本人たちは至って真面目に、困らせたくて迷惑をかけたくてやっているわけでなく、なぜかこうなってしまうんです。

 

 

こういったストレスに対し、コミュニティがあったり社会資源などがあります。

存分に頼って下さい。

お互いのストレスにならぬよう。

お互いを尊敬し合える間柄を保つためには必要な距離感もあります。

距離をあけることは悪いことではありません。

 

 

相手を理解しようと知れば知るほど、相手は理解できなくなることはあります。

自宅介護は決して、独りにならないでください。

お互いのためです。

 

若輩者が偉そうにすみません・・・

 

さて、お仕事します。

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