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硬いところは揉み解す? ~筋緊張が高い方の原因~
2019.04.13
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
太田胃散が手放せなくなってきました、田邊です。(太田胃散、いい薬です。)
今日は良いお天気ですね。
朝から電車や最寄りのコンビニでは、子どもたちが賑やかに話す声が聞こえていました。(木下サーカスでもいくのかしら?)
人が楽しそうにしている姿を見ると、それだけでこちらも元気になれますね。
本日は、いつも明るく元気な方が疲労しきっていました。
約2週間ぶりのご来店。様子を伺うと、「硬いところが硬いままで、ほぐそうにも、どうもできない。膝が曲がらない」と。外来リハビリを受けているのですが、その中でも、硬いところをほぐそうと、ぐりぐりとマッサージをされ痛みが出て緊張が上がってしまう、とのこと。
私もそうでした。
筋で硬く張っているところがあれば揉み解したくなるし、揉み解してほしい気持ちになります。
このようなセラピストは非常に多いと思います。
少し、視点を変えてみてはいかがでしょう?
「なぜ、硬くなっているのか」
この疑問を抱けるかそうでないかは、触れ方に大きな差を生みます。
硬いところを力任せにほぐすことは、資格のない方にでもできることです。
私たちはそうではない。
もう一歩踏み込んで、介入しなければなりません。
本日の方ですと、
明らかなover workと、どの部位の感覚を頼りにし動いていいか分からず、足を棒にして使い膝が曲がらない状態になっていました。
膝を使うためにどのようなコンポーネントが必要なのか。
そして、なぜそのコンポーネントを積み上げることができていないのか。
それを積み上げるにはどのような情報が手掛かりとなるのか。
このようなことを考えながら介入しました。
介入後は、膝の自由度は増し、歩けるようになりました。
しかし、まだ足部の内返しのコントロールは不十分で、そこに関しては次回の状態を見て一緒に練習することになりました。
私は今年で10年目です。
まだまだ勉強し足りないし、まだまだ課題は山積みです。
若手の方々や、麻痺になられて数年の方々も、きっと分からないことだらけでしょう。
私も、まだ一つ一つ評価し、ご本人と確認しながら行います。
3~5年目になると、業務はこなせるし、ある程度、患者様の経過を追えるようになってくるかと思います。
そのため、一つ一つの評価が疎かになり、雑な介入になっていませんか?
私は、そうでしたよ。
一つ一つ丁寧に見ていきましょうね。
ほんの少しの変化を見逃さないように、過ごしましょうね。(お互いに。)
セラピストが些細な変化に気づけてくると、患者さんも些細な変化に気づいてくださるようになります。
ですので、患者さん自身も、よく体の声を聴いてセラピストとやり取りしてみてくださいね。
では、茶でもしばきながら、業務を片づけます。
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