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リハビリの効果を感じない療法士・患者様へ。
2019.04.11
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
30代になってから「3連勤が限界…」と感じていたのですが、本日4連勤目に入り「限界突破!!」と妙なテンションになっている田邊です。BGMはBruno Marsの”the lazy song”でお送りします。(I just wanna lay in my bed…( ˘ω˘)スヤァ)
よく利用者様やかつての同僚達、受講生・学生さんから受ける質問があります。
「今は(身体の動きが)良くなっても、また時間がたてば元に戻るのでは?」と。
おそらく、そのような経験をされたことがあるのでしょう。
とても良い視点であり質問だと感じます。
私の経験と微量な知識に考察を交えお応えすると、
元には戻らないと思います。
観察される現象(動作)として一見戻ったように感じるかもしれません。
かつての同僚たちや学生さんに質問をしてみました。
「なぜそのように考えるのですか?」
回答は「リハビリの次の日でもパフォーマンスは大きく変わらないから」と。
彼らのリハビリを観察していると、主軸として置いているのが「筋力トレーニング」と「繰り返しの練習」
どちらも大切だと思います。
しかし、とても大切な「どんな感覚情報を元にその動作を行い、今の現象に繋がっている」かは、考え見ることができていませんでした。(勿論私も完璧にみれるわけではありません。)
また、リハビリを受ける対象者にとっては、とても高すぎる課題を提供されていました。
高すぎる課題は何を生むかというと、
「不安」と「不満」と「恐怖」と「疲労」です。
水に顔を付けることで精一杯の方に対し
「さあ、今日はドーバー海峡横断するために1000m泳げよ☆」と言うようなものです。
こういった負の感情は「逃避」という反応を生み出します。
この反応は感情面だけでなく、身体反応にも影響を及ぼします。
筋緊張や痛みの感じ方、経過時間の感じ方など。
そして何より、楽しくないです。
人は快情報を欲します。
そのため、リハビリ内で「楽に動けた」や「歩くのが気持ちいい」や「面白い」と感じると、その時生じた情報は脳に貯蔵されます。初めは技を「所持」しているだけになりますが、次にはその技を「引き出し」にしまい、必要に応じて出し入れできるようになります。
なので、「練習してもできない」「元に戻ってしまう」のは、情報の捉え(捉えさせ)方が未熟であり、想起が出来ない状況なのだと思います。
そして「できた」「できない」だけの単純な判断基準しか持ち合わせていないのかもしれません。
特に、若い療法士さん。
「何も変わらない」と嘆いている片麻痺の方。
「動作の質」について患者様と一緒に悩んでみてはいかかでしょう?
「動作の質」について自分なりに観察し、観察できたものと患者様の内観を合わせて、「対話」してみてください。
それを重ねていくと、自分の細かな変化に気づけますし相手の変化にも気づくことが出来ます。
それは、ちょっとした不調など繊細なことへの気づきにつながり、「自身を労わる」ことにもつながります。
経験年数二けたに到達してしまった、アラサーからアドバイスをさせていただくと、
ほんの少し、「量」でなく「質」にこだわってみましょう。
FIMをあげろと言われ、焦る気持ちを少し抑えましょう。
「まだ、なにも出来ない…」と落ち込んでいる患者さん、呼吸はできていますよ。こんなブログを見ることもできてますよ。できることに目を向けてみましょう。
きっと、違った景色が見えてきます。
片麻痺の方で分からなかったら、当施設をご利用くださいね。
療法士の方で分からなかったら、ぜひとも勉強会にお越しくださいね。
どちらにも、エッセンスをお渡しします。(臭かったら御免。)
では、また。
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