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脳卒中リハビリの自主訓練は難しい

2018.09.05

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

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9月5日

栄は晴れてきました。

昨日はお休みをいただきました。

ありがとうございます。

 

台風なので、ちょうどみなさんこれなかったと思っております。

おかげで私もどこにも行けないお休みでした。

みなさんのご無事を願っております。

 

4月にオープンして、6か月目に入りました。

 

おかげでたくさんの方に利用していただけました。

本当にありがとうございます。

 

この5か月でホント、様々な方とお会いしました。

 

多くの方がもっと動けるようになりたい。

 

その気持ちがやはり大きいです。

加齢、あるいは自己や病気によって

身体や脳の機能が変化すると

実際の身体と脳内の身体表現の不一致が生じるそうです。

 

その不一致が知覚や動作、行動の機能を喪失する要因となっています。

 

麻痺側の手足を動かそうとすると

その意図に反して「動かない」という感覚をうけます。

これを運動ー知覚の不協和というそうです。

 

この運動ー知覚の不協和が

手が自分のもののように感じない

手が重だるくなってきた

などの状態になってしまいます。

 

動かないと気づくことで

動かないとご自身で感じてしまうようです。

 

なので、私のアプローチの中では

「動かない」というのを少しでも消し殺し

「楽に動く」「なんか軽い」を提供できるようしており

目標は「麻痺を感じない」というところです。

 

運動ー知覚の不協和に陥らないように

脳内の身体表現と実際の身体動作がマッチするように

 

でも、退院してからのリハビリは

マシンや自主訓練が多くなりがちです。

 

自主訓練はもちろん大切ですが、

やり方を間違えると

動かすにつれて手が重だるくなったり

歩きづらくなったりすることがあります。

 

1人でする訓練はとても難しいです。

 

脳梗塞リハビリステーション名古屋では

どちらかというと

ケアや軽い運動の指導をさせてもらっています。

 

腹筋や30分以上歩いてくださいのような指導は一切していません。

 

やればいいってもんじゃないってことです。

 

ついつい焦りや不安から

量を求めがちになりますが

一つ一つに感覚、質が大切になってきます。

 

その中で脳内の身体表現と実際の身体をマッチさせることは大切です。

 

利用者さんでも時折

全力でバンザイを何回もするトレーニングをされている方いました。

ここまでしか上がらない。と言われます。

それは動かないことを知覚してしまいます。

せっかく動くのに・・・・

 

自分の意志で動かした手

それにきちんとフィードバックがあって

手から環境の情報(硬さ、重さ、温かさ、重心などなど)を

脳内の身体表現に取り入れ、

脳内の身体表現を更新することが大切です。

 

それは運動の主体感を感じることができます。

動かない手を感じることではありません。

 

動かないをいちいち学習してはストレスです。

だから自主訓練は難しいです。

 

1人1人に合わせて、

提供していきたいと考えております。

 

私も学び続けます。

利用される方も一緒に身体を通して

体験して学んでいただければ私は幸いです。

 

久しぶりの投稿でした。

長文読んでいただき、ありがとうございます。

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