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196.脳梗塞の進行のスピードはどのくらいなのでしょうか?
2017.11.22
リハビリの現場の様子を
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リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

脳梗塞は血管に血栓ができることによって起きる病気です。突然発症することが多く、重大な後遺 症が残ってしまうことがあります。また、重度の場合では死に至ることもあるほど危険なのです。 脳梗塞の発症から進行するまでのスピードはどのくらいなのでしょうか?
■脳梗塞の前触れ
突然発症する脳梗塞ですが、発症する前に一時的な症状があらわれる場合があります。 これを、TIA(一過性虚血発作)と言い、TIAを起こした約5%の人が48時間以内に脳梗塞を発症
すると言われています。TIAは、数分経つと症状がなくなってしまうことから、見逃しやすいです。 しかし、症状に気付くことができれば軽度の脳梗塞で済むこともあります。 TIAの主な症状して、以下の項目が挙げられます。
・顔や手足のしびれ ・呂律が回らない ・物が二重に見える ・言葉が出にくくなる ・転びやすくなる ・片目が見えなくなる
このような症状が見られる際には早めに病院を受診しましょう。
■脳梗塞は時間との勝負
先程も紹介したように、発症から48時間以内に5%の人が脳梗塞を発症します。 それ以外も、TIAの症状がある場合は30%の人が脳梗塞を発症する危険があるのです。 発症した際には、経過時間から命の危険や後遺症の程度が決まります。 そのため、発症後は迅速な治療が必要です。 4時間30分以内に血栓を溶かす薬剤を投与することができれば、後遺症もなく治療することができ
るでしょう。 また、足の動脈からカテーテルを挿入し、血栓を吸引するという方法もあります。 これは、脳梗塞発症から8時間以内にしか施術できません。
病院に着いてから検査に1時間程度かかるため、発症から3時間以内に気付くことが重要なのです。 脳梗塞は、血管が詰まってからすぐに障害が出るわけではありません。 障害が出るまでに時間差があるので、その間に治療することが大切です。
■脳梗塞の予防
脳梗塞が発症しやすい時間は早朝から午前中にかけてです。 就寝中は血圧が下がり、血液の流れが悪くなることから血管が詰まりやすくなります。 また、就寝中は水分を取らないため脱水症状になりやすく、さらに脳梗塞の危険も出てきてしまい ます。朝目覚めた時に、しびれやめまいを感じたら脳梗塞の疑いがあるので、病院を受診しましょう。 「脳梗塞の予防方法は、水分をこまめに取ることです。
水分補給することによって脱水症状を防ぎます。 就寝中は活動していなくても汗をかいているので、就寝前の水分補給や枕元に水分を置いておくの も効果的です。




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