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195.ゲームを用いた脳梗塞リハビリ
2017.11.21

脳梗塞のリハビリで一番に考えるのが、理学療法による機能訓練ではないでしょうか? 最近では、身体麻痺や歩行が困難な患者に対してバーチャルリアリティ(VR)ゲームを使用したリ ハビリが広まっています。
今回はそんなVRなどのゲームを用いたリハビリについて紹介します。
■ゲームを用いたリハビリの効果
ゲームを用いたリハビリは、スペインのセビリア大学の研究チームによって発表されています。 研究では、183人の脳梗塞患者にゲームでのリハビリを実施した結果、歩く速度やバランス感覚、
運動能力がゲーム実施前よりも改善していたことが分かりました。ゲームを用いたリハビリは、理学 療法でのリハビリと並ぶ効果が得られると言われています。また、ゲームでのリハビリを受けた患者 のほとんどが楽しくリハビリを受けることができたと答えています。 ベッドの上で楽しくリハビリを行うため、身体的な苦痛も少ないです。
■ゲームの種類
ゲームを用いたリハビリですが、様々な種類や効果があります。 医療機関で行うものから、家庭用ゲーム機で行えるものまであるのです。 今回は代表的な3つを紹介します。
・没入型システム VRを用いたリハビリです。
視野全体に映像が表示され、バーチャル空間にいるような体験ができるシステムです。 階段の上り下りや車の運転などが体験できます。 自分自身の視線や動作が反映されるので、バランス能力の改善が見込まれるでしょう。 そのため、歩行感覚がイメージしやすいことが特徴です。
・モーションキャプチャーセンサー
手のジェスチャーにより、画面を操作することできます。 ニューヨークの医療団体が開発した医療用ゲームで、上肢の感覚を改善することが目的です。
・Wiiを使用したリハビリ
家庭用ゲーム機のWiiですが、脳梗塞のリハビリに有効だと言われていて、巷では「Wi療法」と呼ば れています。
ボタン操作ではなく、自身の感覚で操作することで、神経を刺激して機能改善を図ります。
■退院後のリハビリ
入院中は決まった時間にリハビリがあるので、常に管理されていますが、退院後は自身でリハビリを
行わなければいけません。 しかし、自宅に帰ってから自身でリハビリをされる方が3割しかいないそうです。
自宅でリハビリをしなければ、病院でいくらリハビリしても1年で筋力が落ちていってしまいます。 そのため、自宅でリハビリを行うことはとても重要です。
ゲームを用いたリハビリなら辛い動きも少なく、楽しくリハビリを行うことができます。 まずは、継続してリハビリを続けることが早期回復の第一歩と言えるでしょう。




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