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190.手指の片麻痺に対するリハビリ

2017.11.16

脳疾患を原因とする片麻痺の症状がみられる人は、動かしにくい手のリハビリもしっかりと行う必要 があります。
脳卒中の治療を続けていく中で、麻痺の回復が見られないと診断された場合、自然に動く方の手 を使うことにばかり集中してしまいがちですが、それでは麻痺した方の手足を回復させることはできま せん。 脳は左右に分かれており、右脳ならば左半身を、左脳なら右半身を司っています。
例えば、右半身に麻痺がある人が左の手足ばかり使っていると、左半身を司る右脳が、左脳の活 動を邪魔するようになってしまいます。 その状態が続くと、左脳はどんどん退化していき、最終的には右半身が全く動かなくなってしまうと いうことも考えられます。
ですから、左右の半身が動きづらいからと言ってリハビリを中断してはいけません。
■手指のこわばりには『ミラクル・グリップ』
まずは手指の運動機能を高めていきましょう。 手指に麻痺を感じる人の多くは、指のこわばりも同じく感じており、まずはこれを改善することが先決 です。
手指の関節をほぐしてあげることにより、筋肉がしっかりと機能し、手指の感覚も働くようになります。 手指はただ闇雲に動かすのではなく、備わった機能を使いながら動かすようにしましょう。 そうすれば、脳に伝わる情報も多くなり、回復をより早めることができるでしょう。
手指が強張ってしまい、固く握りこんでしまっている場合には『ミラクル・グリップ』を試してみてくださ
い。
強張っている指を1本1本ほぐしていくのは根気がいりますが、このミラクル・グリップであれば高反発 素材でできた部分を握ることにより、押し返された指が1度開いてまた握り返すことができるため、手 の屈伸運動になります。 これを続ければ自然と指をほぐすことができ、手指の筋力も徐々に戻ってきます。
手指のリハビリの場合、一定の刺激を繰り返すことで、感覚のフィードバックにより運動機能を取り戻 すことが可能です。 麻痺側の指は伸ばした状態もしくは握りこんだ状態で固まってしまうことが多い為、自分で動かそう としてもなかなか上手くいきません。 ですから、そういった方はまず手指の関節の可動域を広げるリハビリから始めましょう。
麻痺側の関節を健側の手で少しずつ伸ばしていき、関節のこわばりを少しずつほどいていきましょう。
人によって後遺症や麻痺の具合は異なるため、全ての人にこの方法が適切だというわけではありま
せんが、片麻痺のリハビリに広く取り入れられている手法なため、試してみる価値はあるでしょう。

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