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115.脳梗塞による失語症障害とは?
2017.08.31

脳梗塞になると「呂律がまわらない」「うまく話せない」などの言語障害が残ることがあります。 失語症は、話すこと以外にも聞きとる能力や読む能力、書く能力さえも奪ってしまうリスクの高い障 害です。ここでは、脳梗塞が原因で起こる失語症について詳しく解説していきます。
■脳梗塞には失語症と構音障害がある
脳には言語中枢があり、さらに感覚性言語中枢と運動性言語中枢に分類されています。
失語症は以下のような症状が特徴です。
・運動性失語 ・感覚性失語 ・全失語 ・健忘失語
一方、構音障害は発音や発語に関係する口や頬の筋肉またはそれを支配している脳神経の損傷
によって言葉がはっきり出せなくなる症状がでてきます。 上手に話す事ができず、呂律がまわらないといった症状もあてはまります。
■失語症に見られる様々なタイプ
脳梗塞が左脳に起きた場合は、聞いて理解することはできてもうまく話せないという特徴があります。 頭の中では話す内容がまとまっていても、上手に話すことができなかったり、ぎこちない話し方に なってしまうというケースが多いです。 これをブローカ失語と呼びます。 一方、脳梗塞が脳の後ろ部分で発症すると、物の名前が出てこなかったり、まわりくどい話し方に
なってしまいます。 先述とは異なり、聞いて理解するのも困難なタイプです。 「ウェルニッケ失語は、このタイプの失語症にあてはまります。
健忘失語は、聞いて理解できても物の名前が出なかったり、まわりくどい話し方をしてしまうタイプで、
聞くこと・話すこと・読むこと・書くこと全ての言語機能に障害がある場合は全失語になります。 このような失語症は、専門のスタッフが指導するリハビリが必要になるでしょう。
脳梗塞になった患者さんの年齢や職業、もともとある能力によって回復度も変わってきます。 脳梗塞によって失語症になった場合は、言語聴覚士のいる病院で指導してもらえるよう相談してみ てください。
失語症障害は、脳梗塞や頭部への外傷などによって起こる障害です。 コミュニケーションにも大きな影響を与えるので、後遺症として残った場合本人は非常に苦痛やもど かしさを感じてしまうものです。
見た目は一般の人と変わらなくても、言語の障害が起きることで初対面の人から偏見の目で見られ てしまうことがあるかもしれません。 脳梗塞には様々な後遺症が残る代表的な病気であるため、発症したことがない人は普段の生活 習慣の中に「脳梗塞予防」と取り入れて予防しておくと良いでしょう。




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