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5. 脳梗塞と脳出血の違いとは?
2017.04.05
リハビリの現場の様子を
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リハビリのことが
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脳血管障害をまとめて「脳卒中」といいますが、これらは脳梗塞や脳出血などに細かく分類すること ができます。ただ、脳梗塞と脳出血の違いにはどんなところがあるのでしょう?
今回は脳梗塞と脳出血の違いについてご紹介します。
■脳梗塞と脳出血の違いとは?
脳梗塞と脳出血の一番わかりやすい違いは、血管が破れているか破れていないかという点です。 例えば脳出血は、脳内にある動脈が高血圧によって常に高い圧がかかってしまうことにより、段々 血管の壁がその圧に耐えきれなくなってしまい、血管が破れて脳出血を引き起こしてしまいます。 しかし、脳梗塞の場合、同じく血管には高血圧によって常に高い圧が加わっているのですが、それ によって血管が破裂するのではなく、損傷を受けることで段々血管が細くなっていき、最終的に血
液が流れないほどの梗塞を作ってしまうことを指します。 また、脳梗塞には他にも血管内のコレステロールが増加したことによって血栓が生まれ、それが血 管を塞いでしまうものや、心臓にできてしまった血栓が脳まで運ばれてしまうことで脳動脈を塞いで しまうものなどがあります。
■脳梗塞と脳出血の治療方法の違い
脳梗塞と脳出血では治療する際にも違いがみられます。 例えば、脳梗塞の場合脳出血よりも緊急性が低く、血管の梗塞部分を対処することで治療を行うこ とができるので、血栓溶解剤や抗凝固剤などの投薬によって治療が進められることが多いです。 脳梗塞の場合は出血が見られない限り手術をするというケースはほとんどみられません。 一方、脳出血の場合は脳梗塞と違いすぐに手術をしなくてはいけないケースが多々あります。
中には出血量がかなり少ないという状況なら投薬による治療で済む場合もありますが、多くの場合 は脳内にある血腫を取り除くために、手術を行わなくてはいけません。 血腫ができてしまうと脳神経を圧迫してしまうので、機能障害を起こしてしまったり、髄液に血液が
混ざってしまうことで脳細胞自体にダメージが加わってしまう可能性が高いため、すぐに手術を行い ます。 また、脳出血の場合は脳梗塞に比べて症状がかなり激しいものが多いです。 激しい頭痛はもちろん、吐き気やめまい、意識を失って昏倒するケースも少なくないのです。 ですから、すぐに治療し血腫を取り除く必要があります。
このように、脳梗塞と脳出血は同じ脳卒中に分類されるものの、様々な違いがあります。
脳梗塞と脳出血ではあらわれる症状や治療法なども異なってくるので、違いについてきちんと理解 しておきましょう。




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