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89.点滴による脳梗塞治療
2017.08.08
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
家族が脳梗塞を発症すると不安を抱えることが多く、また手術が必要と考える人もいるでしょう。ですが、 実際には手術によって症状を改善することは少ないのです。では、脳梗塞ではどのような治療が行われ るのでしょうか?脳梗塞の治療法について解説していきます。
■脳梗塞の治療方法とは? 脳梗塞は脳の中の血管が詰まることで様々な症状を発症する病気です。血管の詰まりを改善させる必 要があるので、治療法としては点滴や薬物治療、カテーテル治療が多くなります。カテーテルは2mm程 度の細いチューブで、頭を切ることなく大腿動脈に入れて治療していく方法です。
■脳梗塞を発症して間もない場合の治療法
脳梗塞を発症して時間が経過していない場合(発症してから3時間以内は点滴治療を行います。 この方法では、「t-PA」と呼ばれるプラスミノーゲンアクチベータを点滴によって投与していくのです。 t-PAには、血管にできた血栓を溶かす働きがあるので、詰まりを改善させることが可能です。
ですが、脳出血がある場合にはt-PAを投与すると薬の作用によって出血を悪化させる危険があるので、
使用はできません。
■脳梗塞が発症して時間が経過している場合には? では、脳梗塞が発症してから3時間を経過してしまった場合には、どういった治療法が行われるのでしょ うか?
【エダラボン)
脳梗塞を発症してから24時間以内であれば「エダラボン」を点滴で投薬していきます。 脳神経細胞へのダメージを食い止める効果のある点滴で、投与期間に決まりがあり最長で14日間となり ます。 く副作用> ・腎臓障害 ・肝臓機能の障害 ・血小板の減少
【オザグレル)
血栓をできにくくさせる作用があります。脳梗塞が発症してから5日以内であれば投与できます。ラクナ 梗塞やアテローム血栓性梗塞の場合に用いられることが多く、エダラボンと共に点滴をおこない症状の 悪化を防ぎます。 く副作用> ・消化管出血などの出血に気を付ける
【アルガトロバン】
脳梗塞の大きさが1.5cm以上の大きなものである場合にはアルガトロバンを使用します。脳梗塞を発症 してから48時間以内であれば投与することが可能です。血栓をできにくくさせる効果があるので、症状の
悪化を防ぐことができます。また、血管が狭くなることを防止する働きもあるのです。 く副作用>
・出血に気を付けましょう。
脳梗塞は早い段階での治療で大きな効果を発揮します。なので、呂律がまわらない、痺れがある、手足 が動きにくいなどの症状が短時間でも表れた場合には、すぐに病院に行きましょう。
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