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88. 薬による脳梗塞治療
2017.08.07

脳梗塞を発症した場合、どのような治療法が行われるかご存知ですか?治療法はどの血管に詰まりが あるのか、どの程度の症状なのかによって違いはありますが、脳梗塞が発症したばかりの急性期では主 に薬物治療が中心となります。
症状の悪化を防ぐためにも薬の服用は大切なので、その内容について詳しく解説していきます。
■脳梗塞の投薬治療の目的とは 脳梗塞の急性期に投薬治療をする目的は様々な症状を改善することが目的です。脳にできた血栓を 溶かしたり、血液が固まることを防ぐ役割があったり、脳のむくみを抑える薬もあります。 内服薬のみならず、注射で処方されるケースもあるのです。
■脳梗塞の治療で使われる薬について 脳梗塞を改善するための薬の詳しい内容を確認していきましょう。
い
・血栓溶解薬
脳の血管にできた血栓を溶かすことを目的としている薬です。詰まって時間が経過していないのであれ ば、すぐに投薬治療を始めることで脳へのダメージも少なく済むでしょう。脳梗塞の発症が3時間以内の 超早期であれば、tPA(アルテプラーゼ)を静脈に点滴をして治療していきます。 脳梗塞が発症してから時間が経過してしまうと脳出血の恐れもあるので、超早期でないと使用できない のです。
・抗血小板薬
血栓を作りにくくさせる薬です。オザグレルナトリウムを注射する場合には発症5日以内が有効的です。ま た、内服薬にアスピリンもあります。
・抗凝固薬
血栓をできにくくさせる作用があります。脳梗塞が発症して48時間以内の場合、ヘパリンナトリウムを点 滴して投与していきますが、血圧が高い場合には使用できません。脳梗塞が慢性期になるとワーファリ ンを使用します。
・抗脳浮腫薬
脳梗塞が発症すると周辺組織にむくみが起きて、圧迫されることで障害が起きることもあります。 そのため、脳のむくみを抑える薬も必要となるのです。点滴でD-マンニトールなどを投与することになる でしょう。
・脳保護薬
脳梗塞によって引き起こされる脳細胞の死滅を防ぐために必要な薬で、エダラボンを点滴投与して脳細 胞を保護します。
·腦循環代謝改善菜
脳の中の血管の血液の流れを良くすることで代謝をアップさせ、症状を改善させるための薬です。 イブジラストはめまい、二セリゴリンは意識低下、シチコリンは急性期に起こる意識障害の際に使用されま
す。
脳梗塞の症状を改善させるためには投薬治療は必須です。効果のある治療薬ばかりですが、中には副 作用がある薬も存在するので、医師や薬剤師の話をよく聞いて飲むようにしましょう。




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