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装具の良し悪し

2022.03.12

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

左:萌   右:右腕

いい?二人とも?

おかっちは私たちの話なんて

聞いてないと思いなさい。

 

と言ってる時の田邊(真ん中)

 

 

どーも田邊よ。

 

 

今日は装具について

お話していくわよ。

 

ずっと思ってるし

最近もさらに思うんだけど、

装具って難しいよね。

 

とても便利だし、

生活に不可欠な人は

多いわ。

 

先日いらした体験の人でね。

とても上手に歩いていたの。

 

でもその人が気になるのが、

歩くときの脚の重たさ

膝が“ガクン”

なる感覚が気になるんだって。

 

膝の“ガクン”はいわゆる、

反張膝(Back knee)

というやつよ。

 

反張膝って知らない人も

いるかと思うので、

ほんとに軽く説明するわね。

 

反長膝はコチラよ。

大体こんな感じよ。

 

歩いている時や、

立った時や

膝を伸ばした時

ガクンと

伸びすぎちゃうアレよ。

 

その方は装具をしてたんだけど、

装具の形状からみると、その装具は

おそらく足の蹴り出しに関して

多く関与する物なのよね。

 

支持性ではなく、蹴り出し。

おそらくだけど、歩く際に

足を出しやすくすることを

優先させた装具

って感じだったわ。

 

だからか、その方は

とても歩くスピードが速く

脚もよく前に出ていたわ。

 

ただ、本人が気にしているのは、

脚の重たさ反長膝なの。

 

反長膝って立っているときに

膝が伸びすぎちゃうのよね。

 

その方の場合だと、

装具を装着

しても/してなくても

歩いた時に膝がガクン

伸びきっちゃうのよ。

 

それが起こらないように

わざとほんの少しだけ膝を曲げ

踏ん張るのよね。

 

しかも、それを両方の膝

やっちゃうの。

 

中々大変よ。

身体の重量+運動エネルギーが

膝に圧し掛かるの。

 

しかも支え切れないから

僅かに重心

膝の外に逃がすのよ。

 

だから、上体をみると

横に揺れてるのよね。

 

一見すごくスムーズに歩いてるんだけど、

微妙に不自由なの。

ご本に曰く、

 

下半身だけ別物で

凄く重たい

 

と言っていたわ。

 

私は装具がバネみたいになってるから

脚の重たさよりも、

不安定さが気になったのよね。

 

蹴り出し

アシストしてくれてる構造だから

重たさを感じるにしても、

気になるのは支えが不安なことだと

思っていたのよね。

 

何でこんなに

重いんだろう🤔?

って思ったのよ。

歩くのを1度見て思ったわ。

 

装具の中で足部が

捻じれている。

 

と。

 

実際に装具を外して

脚を触らせてもらったんだけど

かなり捻じれてたわ。

 

いわゆる内反方向

ひざ下からしっかりと

捻じれていたわ。

 

膝から下は、

よくあのスピードで

歩けているね

って感じの状態だった。

 

ふくらはぎの外側がかなり硬くて、

内側は萎(しぼ)んでいて、

踵に近いアキレス腱の辺りは

とても硬い状態。

 

足の裏も外側が硬くて、

内側は萎んでいて、

指の関節は硬かったわ。

 

あんなスタスタ歩いているのに、

凄い状態なのよ。

 

だとしたら、確かに

脚の支えは不十分だろうし、

これだけ筋肉が働いてなけりゃ、

脚が重いわな。

 

って感じだった。

とても良い装具をはめてても、

その装具の中で

筋が働いていないのよね。

 

 

しかも、動く事を

優先している装具なので、

支えに関しては不十分だから、

脚へ十分な加重が出来ない。

 

そりゃ、筋肉萎むわ。

って感じだった。

 

でも、お持ちいただいた資料を

拝見するととても丁寧な

装具の調整がされていて、

装具療法としては

とっても正解に近いカタチ

なんだと思うのよね。

 

一見すると、

とてもきれいな歩き方

スピードも申し分ないもの。

 

ただ、脚が重く

支えが効かない状態

というのをご本人が

実感している以外は。

 

だからこそ、

装具って難しい

って感じたのよね。

 

あの方が感じている

支えの不十分さ

重たさ

 

はすっぽかされてるのよね。

“歩く型”を優先されて。

 

とある病院のリハビリでは

10分くらいのマッサージ後に

ひたすら歩いて、

その様子を療法士が見ながら

口頭で癖や歩き方を指導する

っていうのが主流らしいの。

 

それが、30-40分くらい

あるらしいわ。

 

やっぱり“型”

重視されているのよね。

 

確かに大事よね。

“型”っちゅうのは。

 

でもね、人って

指紋と一緒くらい

人によって歩き方が

異なるらしいの。

 

私たちが大切にしているのって

“歩く型”じゃなくて“歩み方”

なのよね。

 

微妙にニュアンスが違うんだけど。

日本語として正しいかは

分からないけどね。

 

何だかさ。型っていうと

はめ込む感じが

するのよね。

 

我々が大事にしたいのって

「らしさ」なのよ。

 

例えばね。

スーパーで買い物するのが

好きな人だったり、

それが必須な人だったら、

きれいに歩く事も大事よ。

大事なんだけど、

 

それ以上に私たちが

大切にしているのって、

上を見上げたり、

身体をひねって商品を見たり

少し前かがみになって刺身を取ったり、

子どもが走ってくるのを

察知できるゆとりがあったり、

人とすれ違うことのできるような、

身体の多様性なのよ。

 

だから、先日来られた

きれいにスタスタ歩くけど、

重たさと支えの不安定を

感じている方なら

 

もっと、そういった面を

突き詰めていきたいのよね。

 

もちろん、そういった面を

突き詰めるには、

基礎が大事よ。

 

その基礎を怠っては、

その上は中々成り立たないわ。

 

装具を着けるってことは、

とても良い事だと思うのよ。

本当に思ってる。

 

その人の生活の幅が広がるし、

安全も確保されやすい。

 

でもね、

着けたら、その中身を

きっちり把握していないとね。

 

見えない部分なのよ。

見えるものだけ見てたら、

何か重大なものを

見逃すかもしれないの。

 

それが今回は

重たさと不安定さ

だったのよね。

 

その方は

走れるようになりたい

んだって。

 

とても素敵よね。

これまでの療法士たちが、

そう思えるまで、

しっかりてくれたからこそ、

ご本人が努力したからこそ、

 

今それが言える

のだと思う。

 

まだ体験だから

3回で走れるようになるかは

分からないけど、

でも、目指すわよ。

 

しっかりとした脚で

歩み、駆け出せるよう、

頑張るわよ。

 

てなことで

今日のポイントだよ!

・反張膝ってなに?

・装具って良し悪しあるよね!

・見えない世界って大事!

・とにかく頑張るよ!

・頑張ることしか出来ないから!

 

 

では…

長々とごめんなさいね…

あ…あの…

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泣いて喜びます…

 

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