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「VRリハビリ」って、麻痺リハビリにええの??
2020.09.30
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
脳リハ名古屋では、
「リハビリは技術だ!!」ということで
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
にむけて勉強会を開催しています。
しかし今はコロナなので
オンライン勉強会を毎週しています。
昨晩は中心メンバーでの勉強会。
とある病院のOTさんが発表。
そのテーマが
「VR」
最近VRでのリハビリを売りにしているところもあります。
昨晩の勉強会で学んだことを
石垣の個人的な意見を通して
お伝えしたいと思います。
まず結論
片麻痺には微妙だと思う。
ということです。
最新機器のリハビリを売りに
していますがデメリットもあります。
でも、試しにうけてみてください。
受けてみて「いいな」と思う方には
いいかもしれません。
VRではシステム上で
患肢が動いているかのような視覚情報が
得られるため、対象者は「あたかも」
患肢が正常に動いているような錯覚を
経験できるようです。
これは脳損傷後の
患肢を使用しないことを
学習する学習性不使用の予防が期待できる
とも言われております。
そして、視覚の情報だけでなく
運動している感覚情報も付けることで
より中枢神経系の可塑的変化を促す
とも言われております。
デメリットとしては、
「VR酔い」
というのがあります。
VR環境では頭の位置変化や動き
それに合わせて情報が書き換えられます。
これは
「感覚の不一致」が
考えられます。
感覚の情報と動きですね。
それらの一連のパターンが
過去の経験に基づいたものから逸脱し
予測しえない場合に
「酔い」が起きます。
VR酔いは
発汗や吐き気などがあるようです。
感覚の不一致→ストレス状態
ストレス状態→自律神経が反応
悪心や頭痛などですね。
しかし、終了時の症状は
姿勢・歩行の異常になります。
体験中に仮想空間に適応が進み
現実の自然環境に戻った際に
そのギャップで不適応が起こる
可能性が高いと言われています。
文献:VRによる生体への影響
視昨日および自律神経への影響
「仮想空間と現実のギャップ」
これがVRリハビリの課題だと思います。
脳卒中患者が麻痺側上肢を動かそうとすると
その意図に反して「動かない」という
感覚フィードバックが生じる。これを
「運動ー知覚の不協和」
と言います。
文献:運動ー知覚の不協和が主観的知覚と筋活動に及ぼす影響
VRで可塑的変化を促すことはできるが
仮想空間での運動している感覚は
一時的になりがちかもしれませんね。
脳リハ名古屋では
「麻痺側が楽に動く」
ということを非常に大切にしてます。
VR+人の技術が一緒にできると
片麻痺の方のVRリハビリもいいかもですね。
個人的には元気のないおじいちゃんが
VRで若い綺麗なおねぇちゃんをみて
元気になった方がよほど良いリハビリに
なるのではないかと思ってます。
ただ片麻痺者のリハビリでは
実際に麻痺側が動いている固有の感覚
運動の感覚がリハビリの中で大切だと感じます。
筋が収縮することで
脳の中の手や足が活性化する。
それにまだまだ
「人の技術」
が一番良いと
個人的には思います。
ついつい真新しいものが良い。
それは可能性を感じさせてくれます。
いつかもっと実用的になったら
私も使ってみたいですね。
それか石垣がまだ知らないだけかも。
本当に大事なものって
「変わらない」と思う勉強会の夜でした。
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