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糖尿病へのイメージあってます? 石垣の健康予防シリーズ
2019.07.02

朝から桃を食べました。
甘いものが好きで、将来糖尿病が心配です。石垣です。
さて、そんな私も可能性のある糖尿病について
本日は投稿させていただきます。
早速ですが、
糖尿病の治療の目的ってご存知ですか?
実は、血糖値を下げることではありません。
合併症を予防することです。
そこでですが、
糖尿病の合併症てご存知ですか?
糖尿病を知っていても合併症を知らない方多いかと思います。
糖尿病には、「三大合併症」があります。
・糖尿病性神経障害
・糖尿病性網膜症
・糖尿病性腎症
また糖尿病になると動脈硬化になりやすく
脳卒中や心筋梗塞、がんにもかかりやすくなると言われています。
残念なことに糖尿病は一生の病気です。
治療を中断すると、状態の悪化の可能性があります。
糖尿病は「治す」という言い方はせず
「コントロールする」という表現が使われます。
糖尿病は、私たちが生きるために必要な燃料(血糖)が
全身の細胞に十分供給されていない状態です。
血糖をコントロールすることにより、合併症を予防することが大切です。
糖尿病の診断基準ですが、
次のいずれかに該当した場合に糖尿病と診断されます。
①糖尿病の症状があり、随時血糖が200mg/dℓ以上
②空腹時血糖が126mg/dℓ以上
③75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg/dℓ以上
④HbA1c(NGSP値)が6.5%以上
ご自身では診断できないので、診察が必要です。
糖尿病の治療で勘違いされる方います。
尿に糖が出なくなれば、糖尿病は治ったと・・・・
こちらには注意が必要です。
また、食べる量を減らせば早く治るというのも勘違いです。
適正体重、年齢、性別、活動量、合併症の種類や程度によって
主治医が指示エネルギーを決定します。
血糖値が下がれば、摂取するエネルギーを増やしても良いのでは?
これも誤解です。
指示エネルギーは、血糖の高低や尿糖の多少では決定するものではありません。
医師の指示を聞きましょう。
そこで、糖尿病になってしまうと
どんな治療をするのでしょうか??
食事療法と運動療法が重要な治療法になってきます。
運動により筋肉を動かすことによってインスリンの働きがよくなります。
そうすることで、血糖を下げる効果があるようです。
肥満している方は、脂肪細胞により、インスリンの働きが悪いです。
肥満している方は、少し努力が必要そうですね。
運動療法の理想は、1日3回!!
しかも、食後30~40分に200kcal程度のエネルギーを
消費する運動をすることです。
ただし、心臓に問題がある方や、インスリン使用などにより控えなきゃいけない方もいます。
そして、食事療法。原則がたくさんあります・・・・
①総エネルギーの制限が25~30kcal/kg
②1日3食をきちんととる
③食事の間隔は4時間以上
④3食のエネルギー配分はできるだけ同じ
⑤糖質エネルギー比は、50~60%
⑥たんぱく質は、1.0~1.2g/kg
⑦脂質エネルギー比は、20~30%
どうですか?
めっっちゃ大変ですよね・・・・・
食べなきゃいけないのに、食べる内容に気を付けなければならない
食べる時間の管理も必要
食べてすぐに寝たいのに(私だけ?笑)、運動しなければいけない・・・
まさに「コントロール」ですね。
気持ちのコントロールも必要です。
自己管理能力が問われます。
これだけ大変です。
糖尿病になられていない方、予備群の方
一緒に気を付けましょう。
糖尿病になられた方、とても大変かと感じております。
周りの人に大変だということ、伝えてあげてください。
脳卒中の方で、糖尿病を合併している方もよくみえます。
継続して動ける身体にしてくださいね。
コントロールし続けることが大切です。
