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106,脳幹梗塞から回復するためには?

2017.08.23

脳幹は生命を維持するために必要な脳組織が集まった部分です。脳幹の脳梗塞は起きる場所に よっては麻痺の後遺症が残る程度ですが、意識不明や記憶障害など重度の後遺症が残る危険性 もあります。そんな脳幹梗塞を回復させるには、どんな治療が必要なのでしょうか。
■脳幹の脳梗塞の治療法とは?
脳梗塞が発症した直後から2週間程の期間を急性期と呼びます。この時期は救命と脳梗塞による 後遺症を軽減させるための治療が行われるのです。脳幹は生命維持に働きかける場所なので、そ こに脳梗塞が起きてしまうと命の危険性にも関わるので、発症後は速やかに治療が必要になります。
脳梗塞は血管の詰まり(血栓)が原因なので、それを取り除いて再発を防ぐことが先決です。
■血栓の除去や再発を防ぐ治療法
血栓を取り除く治療法は様々ありますが、主にどのような治療法があるのかご紹介していきます。 ・血管溶解治療法
発症から3時間以内であれば、アルテプラーゼという薬を使って血栓を溶かす血栓溶解療法が行 われます。しかし、時間制限や一部の疾患がある人には使えないので、その場合は他の方法が必
要です。
・血栓回収療法
血栓を除去する薬が使えない場合、カテーテルと呼ばれるチューブを使い血栓を取り出します。
吸引機能が備わったカテーテルを静脈から入れ、脳幹の血栓と吸引して取り除く方法です。
・抗凝固療法 この治療法は血栓を除去するのではなく、血栓の肥大化や発症を予防するための治療です。
血栓はフィブリンと呼ばれる成分からつくられますが、その働きを抑制する薬を投与、服用すること により血栓を防ぎます。急性期は主にヘパリンを点滴し、病状が安定したらワルファリンなどの内服
薬に切り替わるのが一般的です。
・抗血小板療法 こちらの血栓の再発を防ぐことを目的にした治療法です。血栓はフィブリンだけではなく、血小板とい う細胞が集まることでつくられます。それを防ぐために、オザグレルやアスピリンという薬を使用しま
す。オザグレルは脳梗塞による運動麻痺の改善作用もあるので、急性期で用いられやすいです。
■後遺症は治る?
脳幹の脳梗塞の病状が落ち着くと、次はリハビリ病棟で本格的なリハビリが行われます。 脳幹梗塞では運動に関わる機能の麻痺や感触や嗅覚、視覚などの麻痺、食べ物が飲み込みづら い、排尿が困難などの後遺症が代表的です。しかし、これらの後遺症は早い段階でのリハビリで治 る可能性があります。発症から4ヶ月から6ヶ月は改善に有効な時期なので、退院後はすぐにリハビ リ病棟に入れるように準備しておきましょう。
脳幹に起きる脳梗塞を回復させるためには、早い段階での治療やリハビリが求められます。 脳梗塞の初期症状である呂律が回らない、手足に力が入らなし、視界が狭くなったなどの異変が 見られたら、すぐに病院へ行って検査を受けましょう。

石垣所長のリハビリブログ



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