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75.脳出血から回復までの期間

2017.06.08

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

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様々な障害があらわれやすいと言われている脳出血ですが、発症されてからリハビリを行い機能回 復に至るまで、どれくらいの時間がかかってしまうのでしょう? 今回は、脳出血から回復までの期間についてご紹介します。
■脳出血発症から回復までどれくらいの期間がかかる?
脳出血を発症してから回復に至るまで、どれくらいの期間を要するかというと、実はかなり個人差が あると言われています。 例えば、手足に麻痺が残っている場合、脳出血を発症してから2~3ヶ月目までは後遺症のピーク となるため麻痺が残っている人も多くみられます。 しかし、その後は徐々に回復していくため、半年を過ぎると後遺症はかなり落ち着いてきて、ほとん ど麻痺が残らない人もいるでしょう。
ただ、半年を過ぎても麻痺が残ってしまっている人の場合、その後麻痺を軽減させることは可能で も完治には至らないと言われているのです。
半年を境に回復に至るかどうかが決まります。 脳出血の場合、リハビリは早期に行った方が麻痺が残らないと言われているため、なるべく早めに 後遺症が残らないためのリハビリを行った方が良いでしょう。
■リハビリを行うのに適した期間とは
早めに行った方が良いとされるリハビリですが、いつから始めた方が良いのでしょうか? リハビリを行うのに適した時期としては、体の機能が回復する時期でもある発症4~6ヶ月の間に集
中的に行なった方が良いとされています。 発症から4~6ヶ月目はそれまで体の機能が速いスピードで回復していたのに、この後の期間に入 ると徐々に回復が鈍くなってきてしまいます。 ですから、この期間に集中的にリハビリを行うことで、機能回復をさらに伸ばすことにつながるのです。
脳出血発症1ヶ月前後は容態によって安静にしていないといけませんが、その後は少しずつリハビリ を開始し、4ヶ月目までには本格的なリハビリへ移行した方が良いです。 それまでに退院となった場合は、デイサービスやデイケアといった通所施設でリハビリを実践したり、 在宅の中でもリハビリを取り入れたりすることが大切です。 特に脳出血の後遺症として挙げられる言語障害は、家族が積極的に協力することで、改善に向か う可能性も高まります。
脳出血を引き起こしてしまうと、元の生活に完全に戻るまである程度の時間は必要となってしまい
ます。
また、完全に機能が回復されないこともあるのです。 なるべく脳出血から回復させるために、リハビリ期間は4~6ヶ月目を目処に本格的に行うようにしま しょう。

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