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”できること”より”やりたいこと”を見失うとき
2025.08.11
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
目次
「やりたいこと」と聞かれて困った経験は
職場の上司との面談や、
病院・リハビリ施設でのこと。
「やりたいことはありますか」と聞かれて、
焦って何も言えず、
たじろいだこと、ない?
片麻痺のご本人なら、一度はリハビリで
聞かれた質問じゃないかしら。
若い人たちは、望むことより
“できるようになること”
に支配されやすいし、
当事者は
「できないこと」が次々浮かんでしまって、
「やりたいこと」を伝えるのに勇気が必要で
なかなか口に出せないこともあるのよ。
「やりたいこと」と「できるようになりたいこと」は別物
「やりたいこと」には
生理的欲求や純粋な願いが含まれていて、
「できるようになりたいこと」には
自己実現や承認欲求が含まれると思うの。
例えば、あたしなら
「やりたいことは?」と聞かれたら、
「今すぐ猫と一緒に布団で寝たい」
「お菓子をいっぱい食べたい」
と答えるくらい、だらっとした人間よ。
一方で「できるようになりたいことは?」
と聞かれたら、
「リハビリ技術をもっと磨きたい」
「壁なしで倒立できるようになりたい」
「文章力を上げたい」
…と出てくるの。
あなたはどう?
ニュアンス、少し違うでしょ。
順番や深さが違うだけで、
どちらも大事な欲求よ。
片麻痺のリハビリ現場でも同じ。
まさに、
マズローの欲求5段階モデルそのものね。
片麻痺で目標が浮かばないのは自然なこと
片麻痺の方で「やりたいこと」や
「できるようになりたいこと」が
うまく整理できない時って、
マズローでいう土台=生理的欲求が
まだ満たされていない場合が多いの。
眠れない、
ご飯が美味しくない、
転びそうな不安が常にある――
この段階では
「目標」なんて立てにくいわよね。
だって、まずは安全や安心が優先だから。
あなたはすでに社会参加している
ICF(国際生活機能分類)という、
WHOが定めた考え方があるの。
人の生活や健康状態を
「できること」「していること」「環境」
の3つで整理する方法ね。
あたしは、復職や外出だけが
社会との関わりじゃないと思う。
目立たなくても、ちっぽけでも、
私たちは社会の中で
確かに役割を果たしている。
だから、「何もできてない」
なんて思わないで。
こうしてブログを通じて
繋がっているだけでも、
もう社会の一員なのよ。
今を生きることが最優先なときもある
やりたいことも目標もない時、
無理に「できること探し」
を押しつけられると、
余計にしんどくなることがあるわ。
そんな時は、それでいいの。
あなたが今日ここにいて、
生きている。
それが何より大事。
考え方が変わったっていいし、
昔の友人と離れたっていい。
無理にポジティブにならなくていいのよ。
人は年齢や環境が変われば、
「やりたいこと」よりも
「今日をどう過ごすか」
を優先するようになるものだから。
できることを見つけたい片麻痺のあなたへ
「今の自分に何ができるか」
少しでも知りたいと思ったら、
一人で抱え込まずにうちへ来てみて。
違った視点を、
あたしたちが提供できるかもしれない。
それが、あたしの仕事よ。
片麻痺と共に生きながら、
今できることを探していく。
それだって立派な社会参加。
興味があったら、
いつでもいらしてね。
あたし、現場で待ってるから。
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