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n=1 ~医学と個別性~

2023.01.28

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

姪(8)と姪(5)が

次はかくれんぼしよう

と声をかけてきた。

 

かくれんぼ。

一人が鬼役となり、

一定時間目隠しをしている間、

その他参加者が時間内に

鬼から身を隠し、

鬼がそれを探し見つける

という遊び。

 

どの世代にも

共通する遊びであるとともに、

地域差などはほとんどないため、

多種多様な人間関係の中で

用いられる遊びである。

 

最近の子どもの

鬼の決め方が

私の知らない方法だった。

 

足を出せと言われ、

私のつま先を差し出す

 

姪たちと私のつま先で

を作るように

足を並べた。

 

すると姪(8)が

独特な歌とともに

「鬼じゃ~な~い~のはだ~れ?」

と歌い、指さし始めた。

 

独特な歌と初めての決め方に

戸惑う叔母(35)。

 

続々と抜ける、

姪(8)と姪(5)。

 

いやこれもはや、

歌い指さす人の匙加減では。

 

疑わずにいられなかった。

 

そんな方法で決めた

初めは鬼ごっこをした。

 

もちろん皆さんもお気づきだろうが、

疑う余地もなく、

鬼は私だった。

 

鬼ごっこを数回した。

たった数回の鬼ごっこ。

なのに私の足はすでに

限界がきていた。

 

実は私の実家の庭は

無駄に広い。

本当に無駄なのだ。

 

無駄に700坪以上ある。

無駄に無駄を重ねたような

広さだ。

 

700坪というと、

25mプール約10枚分。

 

 

動物を飼っているのなら

理解できる広さだが、

飼っていたのは

大型の猫一匹

 

花を植えても枯れるし、

田舎だから

コインパーキングにもならない。

 

完全に持てあましていた。

 

この広さで、

まだ鬼ごっこをするのか…

私は生唾ビール

ゴクリと飲んだ。

 

さあ。鬼ごっこをするぞ

迫る姪たち。

 

乾いた喉に

ビールを流し込み、

再び走りだす。

 

走りながら思う。

何の罰ゲームなんだ。

 

限界が来た頃、

「次はかくれんぼしよう。」

と姪(8)の鶴の一声。

 

する。

即答だった。

 

確実にその方が楽だ。

じっとしていられる。

 

独特の鬼決め儀式が始まり、

鬼ごっこにて

何度も鬼をした私は、

なぜか今回は鬼でなく、

隠れる側となった。

 

ついに回ってきた

少し休める。

 

とはいえ、私も大人だ。

少しばかり分かりやすいところに

身を置き、隠れながら休みをとり

 

そして頃合いを見て

見つけられてやるか。

 

夕焼けが私の頬をさす。

あれから15分

体感は数時間

 

いくら広い庭とはいえ、

木も何もない庭だから、

隠れるところなんて

知れているので、

探す場所もさほどないはず。

 

私の隠れ方が

上級者過ぎたか?

 

大人げなかったか?

 

様々な思考が

頭をよぎった。

 

なぜ鬼(姪5)が来ない。

おそるおそる、

身を潜めている場所から

顔を出した。

 

その瞬間、

私は目を疑った

 

庭に造設した、

子ども用のテントに目をやると、

丁寧に靴が

揃えられているではないか。

 

ちょ……?

 

テントを覗くと

「たまごっちしてるよ」

「なつき度がヤバいんだよね笑」

 

ヤベエのはお前らだ。

私結構見つけてもらうの

待ってたんだぞ。

 

じっとし過ぎて、

さっきまでかいてた汗のせいで

随分と寒いんだぞ。

 

あんなに暑かった足先が

こんなにも冷えてるぞ。

影に隠れてもん。

冷えるわなそりゃ。

 

そんなこんなで私と姪たちの

鬼ごっこ/かくれんぼを

終焉した。

 

マジで疲れたタ・ナ・ベです。

あいさつ文長くてごめんね。

 

辛かったお気持ちを

共有しときたくて😚

 

年明け一発目の

ブログがこんな時期になっちゃって

ほんとごめんなさいね…

 

てなことで

今年も相変わらず

肥溜めブログを

書いていくわよ。

 

学生時代、とある医師に

医学は統計データが絶対

と言われたことがある。

 

 

データでなく

経験値で語ることは

専門性ではない

 

 

当時の私はまっすぐに

その話を聞いた。

 

年始に

とある親子の話を読んだ。

娘は研究者で母親は認知症。

 

日々変わりゆく母親の姿を見て

らしさとは

を考えるようになった。

 

母の味。

服の畳み方。

話し方。

笑い方。

 

これまで「らしさ」と思っていた、

母親の全て

変わりつつあった。

 

娘は母を記録した。

はじめは愚痴用の日記

だったらしい。

 

これまで出来ていたことが

われ、

これまでしなかったことを

するようになった。

 

 

「らしさ」とは。

認知症はその人らしさを

奪ってしまうのか。

 

 

知識では知っていた認知症

当事者を目の当たりにしたことも

もちろんあった。

 

ただ、自分自身が

当事者、そして

当事者家族になるまで、

知識だけではぬぐえない、

感情気持ち

あることを実感している様子が

読みながら感じられた。

 

リハビリは

個別性が大事

とよく言われた。

 

学校の先生も、

教科書も、

そんな風に書いてた。

 

 

個別性とはいわゆる、

n=1だ。

 

しかし、とある医師は

医学はn=1ではいけない。

 

と言った。

実際働き始めのころは、

私はどちらかと言えば

データ重視だった。

 

とある有名大学の

統計データや研究論文など、

少しずつでも

読むようにしていた。

 

それは学生時代の

医師の言葉の影響だった。

 

専門性を出すのであれば、

個別性でなく、

統計データから語らなければ、

説得力がない。

 

と思っていた。

だけど実際は違った。

 

誰も統計データを

求めて来なかった。

 

求められたのは、

己の可能性だった。

 

他人調べのデータから

得たな回答しかできない、

マッサージと筋トレと繰り返し動作を

練習する新卒より、

 

これまで経験してきた、

リハビリと患者について語る、

セラピストの方が圧倒的に

信頼されていた。

 

疑問だった。

医学であれば、私の方がしいし、

間違いではないはずなのに、

なぜ結果も出なければ、

信頼関係も築けないのだろう。

 

医者は

医学は統計データで語らなければ、

専門性ではない。

 

といい、

 

学校の先生は

個別性が大事と言っていた。

 

私は前者を取って、

後者はテストに出るときだけ

ただの回答として帯刀した。

 

 

現場で働けば働くほど

乖離が進んだ。

 

私も“娘”のように、

じわじわとナニカチガウ

ことを感じ始めていた。

 

ある日、

ボバースの講習会に参加した。

 

私が初めて(秋田の)伊藤先生の姿を

見た時だった。

 

その講習会の座学の時間、

“個別性”という言葉が

多く出てくると感じた。

 

受講生をデモケースとして

技術を受講生の前で

プレゼンするときに

伊藤先生はいた。

 

まだ何も分からない私は

ただただ茫然と見ていた。

 

私のすぐ後ろにいた先生は、

師匠の師匠だった。

 

師匠の師匠は

私のメモを見て

「ここ綴り違うよ」と

書き直してくれたのを

覚えている。

 

とっても優しい印象だった。

しかし、伊藤先生が

大勢の前でプレゼンしているとき、

 

 

ほんとにそうかな~?

その人にとってはそれキツイよね~?

いまこう感じてるんじゃない~?

ねえ?今の説明で分かる?

 

 

などなど、

伊藤先生のやることなすとに、

すべて口を出していた。

 

空気の読めない私でも分かった。

伊藤先生の顔が

明らかに焦っていたし、

曇り始めていた。

 

なんで、こんなことを言うんだろう?

別に、方法を伝えたらよくない?

 

と思っていたが、

座学の時に言っていた

個別性が大事

という言葉が思い出された。

 

二日間?だっけな?

三日間だっけな?

の講習会が終わりを迎え、

師匠に質問をした。

 

 

なぜあの時、

伊藤先生は沢山の

口出しをされていたの?

 

 

私には、とても分かりやすかった。

でも、口出しがされるたびに

言っていることと

やっていることが、どんどん

分かりにくくなっていった。

 

けど、体が変わったのは、

明らかに口出しされた後だった。

あれは、なぜですか😐?

とバカ丸出しに質問した。

 

師匠は言った。

“個別性だよ。”

 

その一言だけ言い、

手を振って去っていった。

 

きっと、頭の悪いガキと

思ったことだろう。

 

その時の私には、

座学で散々、データを見た後の

個別性の話は

なかなか切り替えが難しかった。

 

お正月の読み物をしながら

こんな昔のことを思い出していた。

 

今あの時の私に言えることがある。

 

おいバカ。

医学と医療は

異なるぞ

 

だからずっとこの可笑しな

パラドクスから抜け出せずに

いたんじゃないか。

 

だからすごく簡単に言えば

医学は

N=1ではないかもしれないが、

医療は

N=1的側面を含む。

 

ってことじゃん。

と腑に落ちた正月。

こんなことに何年も

気づかなかった私。

 

理由を明言できぬまま、

こんな歳になっちまった。

 

あたしなんて所詮、

間違いだらけの人生よ。

と思いながら

こたつへ潜り込んだ。

 

右腕は

あほの一つ覚えかのように、

これ選んで正解?

それって正解?

とやたら、聞きたがる。

 

こんな間違いだらけの

人生歩んでいる私に

何を聞いているのやら、

と呆れてしまうわ。

 

ただ、思うのよ。

これはあたしだからね?

 

あたしは、

「間違えなかった」

という事実確認より、

「間違っていた」

という確認作業の方に

価値があるんじゃないか

って思うの。

 

医療は医学を

活かすものだけど、

学問がNに完全に

当てはまる場合もあれば、

そうじゃない場合なんて

とても多いわよ。

 

 

そういった時に、

科学は絶対とか抜かしてたら、

多角的な視点を失う

ことになるわ。

 

でも我々もバカだから

こうすると、こうなる!

って方法がある程度

頭と体で確立されちゃってんの。

 

そういった時に、

うちのご利用者って

まじでみんな優しいから、

こちらの期待通りの反応が

出なくても

「楽になったよ」

とか

「いい感じ」

って言ってくれるの。

 

これだけは言いたいのだけど、

みんなほんとに

無理しなくていいのよ。

 

正直に教えてくれれば、

とても助かるわ。

 

正直に答えた上で、

楽になったり、

軽くなったのなら、

そう言ってくれればいいけど、

中にはほんと気ぃ遣いぃ

いるのよね。

 

気にしなくていいの。

家では言えない痛みや

しんどさ、

うち(店)では思う存分、

言えばいいのよ。

 

あたしらは

あなた「らしさ」を

阻害する因子を

少しでも取り除きたいの。

 

だからあたしらって

徹底的に

N=1を大事にしつつ、

 

日々変化する

医学とともに歩むわ。

 

それがあなたらしさに

近づく一歩な気がするから。

 

 

☆☆本日のまとめ☆☆

✅悲惨なかくれんぼ

✅年明け一発目のブログ

✅なんとか1月中に書けた!笑

✅間に合った…

✅年明け早々ほんとに

✅イベントいっぱい😚😇

✅良いことも悲しいことも多いけど

✅ま、いっか

✅精神で生きてやる

✅八方塞がりという年回りな田邊

✅全方位鬼門な年回り

✅パワーワード過ぎて笑う

 

てなことで、全然ブログの内容と

関係のないまとめだけど、

こんなあたし達を

今年もよろしくお願いします。

 

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ではでは…!

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