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178.脳血管の疾患による後遺症
2017.11.05

脳血管に関わる疾患は脳梗塞や脳出血があります。それらの疾患を起こすとあらゆる後遺症が残ってしまうため、 治療とリハビリで回復する必要があります。脳血管の疾患では、主にどのような後遺症があらわれるのか紹介してい きます。
■神経障害 脳には行動や思考など命令を行う神経が備わっています。脳血管の疾患により脳神経にダメージが与えられると、 体にあらゆる障害を残すのです。脳神経の損傷により起きる障害をまとめて神経障害と呼びます。神経障害は様々 あるので、代表的な障害をみてみましょう。
・運動障害
運動に関わる神経が損傷すると起きる障害です。指がしびれて細かい作業ができない、自分の意思で手足を動作 できない、口を上手く動かせないなどの障害があらわれます。
・感覚障害
主に五感に関する障害があらわれます。温度や痛みに鈍感、ものに触れても感触が分からない、体がしびれる、片 目の視界が狭くなるなどの障害がみられるでしょう。
・嚥下障害
食べ物や飲み物を飲み込めない、よだれが垂れやすい、ものが気管に入ってしまうなどの障害が起きます。主に喉 周辺を動かす筋肉の麻痺で、飲み込みが難しくなった状態です。
・排尿障害 トイレの回数が多い、失禁しやすくなった、尿が出なくなるといった障害が出ます。
■高次脳機能障害 体の麻痺とは異なり、表では見えにくい障害をまとめて高次脳機能障害と呼びます。この場合は神経障害よりも重 症なケースが多く、社会復帰が困難なケースもあるのです。高次脳機能障害で特にみられる障害を紹介します。
・記憶障害
記憶を司る神経が損傷すると起きます。新しいことを覚えることが困難、過去のことを思い出せないなどの障害があ るでしょう。認知症と間違われることもあります。
・注意障害
集中力が低下する、作業のミスが多い、同時に複数のことができないといった障害です。
・言語障害 人の話を理解できない、伝えたいことを話せない、字が書けないといった障害があらわれます。
主に大脳の言語中枢が損傷すると起きます。
・認知障害
左右の空間を認識できない、迷子になりやすい、病気であることを理解できないなどの認知力に関わる障害がみら れます。
■感情障害 脳血管の疾患では感情や精神面でも障害が起きることがあります。主に人格が変わったり、感情や精神をコントロー ルできなかったりします。夜間になると幻覚や幻聴で暴れることもあるのです。
気分が落ち込みやすくなり、うつ病を招く恐れもあります。脳血管の疾患が悪化すると認知症を併発することもある ので注意が必要です。
このように、脳血管の疾患には様々な後遺症があります。
それは麻痺のように体にあらわれるものから、記憶や認知力、感情など見えづらい後遺症もあるのです。 これらは脳血管の疾患に対応したリハビリで改善されるので、リハビリは早めに始めましょう。
脳血管の疾患は再発しやすいので、生活習慣を見直して予防することも大切です。




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