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脳梗塞のリハビリで無気力になってしまったときの対処方法
2018.03.14
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
脳梗塞になってしまった場合には、何かと気分が病んでしまう可能性があります。脳梗塞で気分が病んでしまう理由の1つは、今まで通り行動することができないからです。人間は、自由な状態ほどポジティブな考えを必要になりますので、行動が制限されるようになると精神的にダメージが大きくなり結果的にネガティブな考え方ばかりをするようになります。
脳梗塞リハビリでよく見受けられるパターンとしては、リハビリを積極的にしなければならないのにやる気が出なくてサボってしまうようなことです。これに対して、元気付けようとしますが根本的な部分が治らない限り元気になる事はないといえます。では、一体どのように考えたら良いかと言えば、未来を予見させることです。人間は、ネガティブな考え方になるほど未来のことを考えるのが嫌になります。しかも、頭の中では過去にこだわっている人がほとんどですので過去に起こったことがまた起こるのではないかと心配になる傾向があると言えるでしょう。
脳梗塞リハビリを行っている人ならば、再び脳梗塞のようになるのではないかと不安に感じてしまいます。そして、脳梗塞によって手足のしびれや体の動きが不十分になったりした場合、これから先も過去と同じようなことを繰り返すのではないかと心配になるものです。つまり、人間がポジティブになるかそれともネガティブになるかはその人の脳の働きによって決まると言って過言ではありません。もし無気力な人がいたら、脳の仕組みを変えてあげることが重要です。ではどのようにしたら良いかと言えば、まずその人に過去と現在はつながっていないことを理解させることから始めなければなりません。
過去から現在に世の中が流れていると考える人は、過去にとらわれやすくなります。過去に起こした失敗や病気などの結果ばかりを気にするようになり、行動することができなくなります。ですが、実は未来が現在を作り、そして過去を作ると考えるならば未来を明るく予見することができるわけです。結果的に。自分の将来をポジティブに考えることができます。このように考えるならば、少なくともどのようにして未来を予見させるかを伝えなければなりません。
これには、スコトーマの部分を見る必要があります。スコトーマと呼ばれている部分は、現在人間の頭の中で見えていない部分です。例えば、今見える景色の中で赤色を探してくださいと言われればいくつか見つけることができるかもしれません。ですが、何も言わずに目をつぶらせた状態で、今の景色の中に赤色は何個ありましたかと質問するとおそらくほとんどの人は答えられないはずです。このように、何かを意識していればそれ以外のものが見えなくなることをスコトーマといいます。自分にとって暗い過去ばかりを意識している人は、明るい未来を見ることが決してできません。ではどのようにしてそれを取り除くかが重要になりますが、これはある意味洗脳のテクニックが必要と言えるかもしれません。
人間はどのような時に洗脳されるかと言えば、トリガーとアンカーがある時です。トリガーとは、引き金のことを意味しますが、アンカーとは船で利用するいかりのことです。つまり、トリガーとは衝動のことを意味しておりアンカーとは、衝動を起こすきっかけのことを意味します。その人が、何らかのきっかけで恐怖を抱いているとすればその恐怖を取り除き逆に将来の楽しいことなどを植え付けさせる必要があります。そのためには、何度も毎日同じことを繰り返し患者に対して言い続けることが重要です。これを徹底していきアンカーとトリガーの両方を利用することで、結果的に無気力状態から脱することがあります。ちなみに、1人の人がずっとポジティブなことを言い続ければ、その人の顔や存在自体がトリガーになる可能性はあります。
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