もういいやは始まりの言葉

 

もういいや

って言葉ってあたしは

終わりの言葉じゃなくて

始まりの言葉になることが多いの。

 

時々、色んなことが重なると

心も体も

「もう無理」ってなるのよね。

 

でもそういう時って

あたしはバカだから

足掻いちゃう。

※足掻く（あがく）：もがくように、懸命に手足を動かし続けること。

 

足掻ききったら

突然ふっと

降りてくるのよ、

「もういいや」が。

 

皆さんにもあるんじゃないかな。

たとえあたしと

同じじゃなくても

「もういいや」が

こぼれた経験。

 

「もういいや」と

宣言した経験。

 

 

諦める＝明らかにする、ということ

 

諦めるって、皆さんの中では

どのような印象をお持ちかしら。

 

投げ出すこと？

もう何も手を付けなくすること？

見ないようにすること？

 

あたしはね。

諦めるって

明らかになるということ

の意味合いが強いの。

 

先にも話したけど、

あたしの場合って

足掻ききっちゃうの。

 

自分がやれる範囲を

全部やってからじゃないと

次に進めない習性があるようなのよ。

 

他人から言われて

知ったんだけどね。

 

そういう習性があるから、

全部足掻いた後って

全て、自分の可能性の中で

やれることをやっちゃった後だから、

 

ある程度はどんな状態で

どんな範囲でどんな事柄かが

把握できるのよ。

 

今の自分の限界だったり、

ちょっとその先に

到達する感じなの。

 

そうなったとき、

今の自分にもてるすべてを出し切って

それでも無理だったときって、

清々しく

次に託すことができるのよ。

 

 

全部出し切った後に訪れる祈り

 

ニーバーの祈りの言葉の中に

O God, give us

serenity to accept what cannot be changed,

courage to change what should be changed,

and wisdom to distinguish the one from the other.

 

神よ。

変えられるものを変える勇気、

変えられないものを受け入れる冷静さ、

そして両者を見分ける知恵を与えたまえ。

 

という言葉があるわ。

 

この知恵って、

たぶん始めっから

備わってないのよ。

 

備わってないからこそ、

ある程度の足掻きが必要で、

今の自分を知る必要があるのよ。

 

それが分かっていると

勝てない戦いであっても、

勝負に勝つことはできるわ。

 

それは後進に道をゆずり

バトンを繋ぐことかもしれないわ。

 

勝機の中に見出す

「もういいや」って

必ずあるのよ。

 

そういう時に必要なのが

ニーバーの祈りの言葉にある、

 

変えられるものを変える勇気、

変えられないものを受け入れる冷静さ、

そして両者を見分ける知恵

 

なのよね。

 

 

もういいやは終わりじゃない

 

みんな生きてりゃ一度は

「もういいや」

と思ったことがあるかもしれないわね。

 

それってあたしは

悪いことじゃないと思うわ。

 

あなたが十分に足掻いた証拠よ。

”今のあなた”には難しいだけなの。

 

その先に生きているあなたが

それを叶えてくれるかもしれないわ。

 

もういいやって

次に進む準備が整いました

ってだけなのよ。

 

慣れてないと、

ちょっとしんどい気持ちに

なっちゃうかもしれないけど、

 

でも「もういいや」の

清々しさって

十分に足掻かないと

得られないものでもあるのよ。

 

もし、

頑張るのがしんどくなっちゃったり、

続けられないと落胆したらさ。

 

一旦「もういいや」

って口に出してみて。

 

きっとあなたの進みたい道の

活路を見出す言葉となるわ。

 

一区切りして

また新たに歩めばいい。

 

あなたの人生だもの。

何度でも再出発していいのよ。

何度でも立ちすくんでもいいのよ。

無理して足を前に出さなくてもいい。

 

その場に留まることすら

前進になることもあるわ。

 

ゆっくりでも

自分の歩みたい歩行に向かう一足ずつを

踏みしめていきましょう。