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片麻痺でバランスが悪いのはなぜ?原因と改善の考え方
2026.02.13
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片麻痺でバランスが悪いのはなぜ?原因と改善の考え方
「立っているとふらつく」「まっすぐ歩いているつもりなのに傾く」——
片麻痺の方からよく聞かれる悩みの一つがバランスの不安定さです。
実はバランスの問題は、単なる筋力低下だけでは説明できません。
この記事では、片麻痺でバランスが悪くなる原因と、その改善の考え方をわかりやすく解説します。
目次
片麻痺でバランスが悪くなる主な原因
片麻痺では、身体の左右差が生じます。
その結果、立位や歩行時に重心が非麻痺側へ偏りやすくなるのが特徴です。
| 原因 | 身体で起きていること | 結果 |
|---|---|---|
| ①筋力低下 | 麻痺側の支持力が弱い | 体重を乗せられない |
| ②感覚障害 | 足裏や関節の感覚が鈍い | 位置情報があいまいになる |
| ③姿勢制御の乱れ | 体幹と骨盤の安定が低下 | 左右に揺れやすい |
| ④恐怖心 | 「転びたくない」という防御反応 | さらに体重を避ける |
このように、バランスの問題は筋・感覚・脳・心理が複合的に関係しています。
筋力だけが問題ではない理由
「筋力をつければ安定する」と考えがちですが、実際はそれだけでは不十分です。
バランスを保つには、瞬時の姿勢調整(反応)が必要です。
例えば、少し押されたときに無意識で足や体幹が反応する動き。
これは単純な筋力ではなく、神経の連携と予測機能によって支えられています。
脳と感覚の関係
バランスは、以下の3つの感覚情報をもとに調整されています。
| 感覚 | 役割 | 片麻痺で起こりやすい変化 |
|---|---|---|
| 視覚 | 身体の位置を確認 | 視覚に頼りすぎる |
| 前庭感覚 | 頭の傾きや回転を感知 | 姿勢調整が遅れる |
| 体性感覚 | 足裏・関節の位置情報 | 麻痺側の情報が弱い |
特に麻痺側の足裏感覚が弱いと、「どこに立っているか」が脳に伝わりにくくなります。
その結果、重心を乗せること自体が不安になります。
改善のためのリハビリの考え方
改善のポイントは、「麻痺側を安全に使える経験を増やすこと」です。
- 体重移動練習:麻痺側へゆっくり重心を移す
- 足裏刺激:床の感覚を意識して立つ
- 体幹トレーニング:骨盤と胸郭の安定性を高める
- 段階的難易度調整:平行棒→杖→独歩へ
重要なのは、恐怖を減らしながら成功体験を積むこと。
神経は繰り返し使った回路を強くするという性質があります(可塑性)。
小さな安定の積み重ねが、やがて自然なバランスへつながります。
日常生活で気をつけたいポイント
- 鏡を使い、左右差を確認する
- 立ち上がる前に一呼吸おいて姿勢を整える
- 滑りやすい床・暗い場所を避ける
- 「怖い」と感じたら無理をしない
焦らず、少しずつ。
バランスは一気に良くなるものではありませんが、正しく刺激すれば必ず変化する能力です。
まとめ
片麻痺でバランスが悪くなるのは、筋力だけでなく、感覚・神経・姿勢制御が関係しています。
大切なのは「麻痺側を避ける」のではなく、「安全に使う経験を増やす」こと。
脳は学習します。
適切な練習を続けることで、安定した立位と歩行は少しずつ取り戻せます。
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