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ゲルストマン症候群
2024.05.10
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
今回のブログは、ご利用者から頂いた質問です。
「ゲルストマンってなに?」と質問していただいたので、こちらで答えていきます!
ゲルストマン症候群とは、アメリカの神経学者ヨーゼフ・ゲルストマンにちなんで命名されています。
〈ゲルストマン症候群〉
1)ゲルストマン症候群ってなに?
ゲルストマン症候群とは、失算・失書・左右識別障害・手指失認などの症状の出る、脳機能障害と言われています。
2)原因は?
優位半球(多くの場合は左大脳半球)頭頂葉の付近の角回および縁上回という部分の病変が関係していることが多いようです。この症候群は脳卒中後、あるいは頭頂葉の損傷などに合併することがあります。この症候群では、失語症も呈することが多いです。つまり、右麻痺の方だとみられる可能性のある症候群です。
しかし、右麻痺のかた全てにみられるわけでなく、そういった可能性があると解釈していただければ幸いです。
3)主な症候
失算:計算能力が低下すること
失書:文字が書けなくなること
左右識別障害:自分や他人の体の左右の違いを認知できず、空間的な位置関係の把握が難しくなること。
手指失認:個々の指を手でつかんだり、提示したり、前に出したり、名称を答えるよう指示されても出来ない手指の指示障害、手指の呼称障害などがあるときに下される症候名。
4)治療法
主だった治療法は特にありません。しかし、リハビリにおいて、作業療法・言語療法によって、書字や失認の軽減・改善を図ることは可能です。
5)その他
この症候群は、4つ全て揃わない不全型も多くみられています。また、入院中には見られていた症候でも、退院後は軽快している方は多いです。
過去、私が担当した方の中にもゲルストマン症候群の方がいました。その方ははじめ、症状が強い状態でしたがリハビリを行いまた時間の経過につれ、症状は軽快していきました。
失語症状は残っていましたが、計算や文字を書くことは出来るようになり、指を示すこともできていました。
今こちらの記事を読まれているゲルストマン症候群の方々は、とてもしんどい状況だとは思いますが、担当の療法士とリハビリを頑張ることで症状は軽快していくと思われるので、根詰め過ぎず頑張ってくださいね。
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