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- 運命とか必然とか偶然とか知らねえけど、そんなことを考えたくなるくらいの出来事だったんだって話。~左片麻痺女性が猫を抱いた日~
運命とか必然とか偶然とか知らねえけど、そんなことを考えたくなるくらいの出来事だったんだって話。~左片麻痺女性が猫を抱いた日~
2022.11.04
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
ふ~ん。
ミス プエルトリコと
ミス アルゼンチンが
婚約か。
はぁ…😔メンドクセ
インスタで検索すっか…メンドクセ
どれどれ…
ハ
イ
★
推
せ
ま
す
😘
#じゃくて推します
#推させてください
#婚約有難う
#じゃなかったおめでとう
てなことでね。
そんなこんなで百合漬けの
日々を過ごしていたら
前回のブログから
1か月近く経っちゃったわね。
ぺースが落ちたの笑う🤭
何人かの方から、
「ブログ最近更新してないね🥺?」
「また体調悪い🥺?」
「お仕事忙しい🥺?」
「また疲れてる🥺?」
って言われるたびに、
答え方分かんなかったけど、
百合充してました!!!!
って感じだから安心してね…
ちな…ブログ1本書くのに
結構タイミングが必要でさ…
それがうまくかみ合わなくて
ちょっと伸びちゃった。テレ///
てなことでね…
今日はとある利用者さんのことを
語らせて頂きたいの。
聞いて下さるかしら。
ごめんだけど、
ちょっと長くなるかもよ。
少し前に、facebookに
投稿した動画があるの。
そう、あの人こそうちの店きっての、
和久井映見さん似
のご利用者さんよ。
この方はね、
2020年からうちを
利用して下さってるの。
そう、うちがまだ、
伏見駅近くに
店があった時よ。
はじめの印象は、
そうね。
鬱
って感じだった。
ご夫婦ともに
憔悴していたわ。
お互いがお互い、
ぶつけようのない気持ちが
はみ出してちゃって、
息苦しい空気を
まとってた。
はじめは膝下からの
金属支柱のがっつり系の
装具をはめててね。
小さく細い体で
必死に重い装具を
分回して歩いていたわ。
彼女はあたしに、
私は今後これ(装具)がないと
歩けないんですよね?
私の手はもう…
動かないんでしょうか?
神経が死んでるから…
と聞いてきたわ。
その時は正直に
分からないって思ったし、
本人にも伝えた。
リハビリをする中で
外せる可能性や
手の可能性を
信じて触れたのを今でも
しっかりこの手で
覚えているわ。
数回目のリハビリを
ご一緒させて頂いてる時、
彼女が
入院中のリハビリの先生に
脳の神経死んでるから
これ以上、可能性はない
みたいな言い方されたのが、
悔しくて悲しくてさ~。
とよく語っていたわ。
あたしもその言葉は
彼女以外の方たちからも
多く聞いてきた。
大の大人たちが、
皆同じことを言うからには、
それほど悔しく、
悲しい言葉なのだろう
と容易く想像がつく。
他人の私でさえ、
そういった類の話には
腸煮えくりかえるような
気持ちになる事もあるもの。
彼女は話をつづけた。
自分には愛猫がいた。
お迎えすることになった子は
迷い猫だった。
出会った時には、
ある程度の成猫だったらしい。
ヒョウ柄で、
尻尾はしま模様で
とっても運動神経の良くて、
お目めがクリクリで
とってもかわいい子だった。
と教えてくれた。
大好きで大好きで
可愛くて仕方のなかった子。
彼女が心身ともに
打ちひしがれている入院中に
愛猫は亡くなったそう。
彼女は入院中の想いを
涙ながらに語っていた。
入院中の彼女は
それから家に帰るため、
リハビリを頑張った。
文字通り、
頑なに張ったのでしょう。
私達に会った時には
あちこちが硬いのに、
弱い体をしていたわ。
語りながら彼女は
もう一度だけあの子を
抱っこしたかったな。
と言っていた。
私は猫を飼っているからか、
その言葉がやけに
胸に刺さった。
私も猫を亡くしたことが
あったからだろうか。
全部じゃないし、
同じ気持ちじゃないかも
しれないし、
安易に「分かる」なんて
言えなかったけど。
その思いは
頭の悪い私にも
理解できたわ。
彼女のリハビリは、
とにかく痛みとの
闘いだった。
伏見駅は彼女の家からは遠く、
片道1時間半近くかけて
旦那さんの運転する車で
通ってくれた。
彼女は当時、
30分連続で座っているのが
やっとの体力だったわ。
とても頑張り屋さんな彼女は
スクワットし過ぎて
膝を傷めたり、
家で寝転がってる時間が多過ぎる
と注意を受けたから
背中が痛く、硬くなるまで
それでも体を起こし続けた。
緩んでいた手は、
痛みとともに何度も
硬く閉ざしてしまい、
それでも何度でも
開いてくれた。
季節がめぐり、
その度に気分のムラが
彼女を襲った。
彼女は怒るのでなく、
落ち込むことが
多かった。
それでも彼女は
何度でも自分の足で
立ち上がった。
色んな人の支えがあったのは
勿論だけど、きっと
彼女自身の力だと思う。
彼女は色んな人の支えと
ご自身の努力で
歩くことに少しずつ自信がつき、
腕が緩んでいる時間が増えた、
と喜んでくれていた。
時が経ち、
ペットショップで売れ残りの
生後6か月の猫と
あたしは出会った。
お世辞にも子猫とは言い難く、
店員さん曰く、
すごく人懐っこくて
甘えん坊なのに
なぜ貰われていかなのだろう。
という感じの子だったらしい。
私が対面したときにも、
はじめから
喉をのらし、人懐っこく
鼻たれの甘えん坊だった。
うちの猫にはない柄をしていて
触れた心地が気持ちよかった。
一緒にいた右腕が
この子はうちで迎える
と言い出し、
右腕の家の子となった。
先ほど、“鼻たれ”と
表現したのは
本当に鼻たれだったから。
今も病院に通っているのだけど、
病院はいつでも予約がいっぱいで
1時間半は余裕で待つ。
病院は感染対策で
何人もの人が待てないような
待合スペースになっているわ。
待ち時間があるから、と
猫を店へ連れてきてもらった。
今が最高のタイミングだと思った。
彼女に猫を会わせたかった。
彼女に伝えると、
抱っこ出来なくても、
触りたい!
と喜んでくれた。
猫と対面した。
はじめ彼女は撫でて
愛でるだけだった。
でももう、
彼女は抱く事ができるからと、
私達が背中を押し、
抱っこした。
多分約3年半ぶりに
猫を抱っこした瞬間だった。
ヒョウ柄で尻尾がしま模様の
目がくりくりで甘えん坊な
右腕の猫。
偶然か運命か分からないけど、
右腕の家の猫と
彼女の愛猫は
そっくりらしい。
性格も見た目もそっくり。
まるで、彼女に会いに
右腕の家に来た
んじゃないかって。
彼女に会うために
ペットショップで
売れ残ったんじゃないか。
彼女の家には愛猫が
つけた跡が沢山あるらしいわ。
壁や床、きっと様々な場所に
猫と暮らした痕跡が
あるのでしょうね。
きっとそれが目印となり、
彼女を見つけられたのかもね。
そう思わずにいられないくらい、
猫は彼女の腕に
気持ち良く包まれていた。
途中、
猫が寝落ちそうになるのを、
何とも言えない、
優しいまなざしで
彼女は見つめていた。
私は、この際、
手や足の機能など
どうでも良かった。
ただただ、彼女の想いを
具現化したかった。
きっとあの場にいた
うちのスタッフみんなが
その気持ちだった。
誰も彼女と猫の時間を
邪魔しなかった。
彼女が最後に
「夢が叶った。」
と言っていた。
私には彼女の
愛猫を生き返らせることも
今すぐ麻痺を完治させる、
なんてことも出来ない。
でも彼女が喜ぶ瞬間に
立ち会えたのは、
とても嬉しかった。
こんな思い付きの時間、
保険内では出来ない
と感じた瞬間だったわ。
その時の動画がコチラよ。
この画像をクリックしてね👆
よければ、見てね。
別にね。
夢叶えてあげた、
保険外の私達スゴイでしょ
ってブログじゃないの。
保険外って
保険内よりスゴイ
ってブログでもないの。
良い話だろって
押し付けたいわけでもないの。
悲しいことがあっても
頑張ってりゃいいことがあるぜ
なんてこともあたしには
言えないわ。
ただ、愛猫と面と向かって
お別れできなかった一人の女性が
愛猫そっくりな猫に
再び出会えたっていう、
喜びを共有したかったの。
よかったら、
一緒にほっこりしましょ。
宣言通り、
少し長くなったわね…
ここまで付き合ってくれた方、
どうも有難うございます。
本日のまとめ
✅片麻痺女性
✅和久井映見さん似
✅美人だよ
✅約3年利用してるよ
✅はじめは鬱だった
✅今は鬱症状だいぶ減った
✅入院中に死別した猫
✅約3年半ぶりに猫を抱いた
✅とても優しい目と手だった
✅嬉しかったって話!
ではでは…
また書きます…
脳梗塞リハビリステーション名古屋とは?
・経営者ではなく療法士がつくるリハビリ施設
・機械とかでごまかさない「技術力」が第一
・オリジナルの改善式リハビリ
・プロに技術指導するプロの施設
・「改善」には理由がある
<脳梗塞リハビリステーション名古屋>
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ホームページ:https://rehabili.nagoya/
それでは…
長ったらしいブログですが…
よろしければシェアなり
コメントなりいただけますと、
泣いて喜びます…
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