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「麻痺がどんどん強くなる」 ~右麻痺 80代男性~
2020.07.25
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
私、占いに入れ込んだことないし、付き合いで2回行った程度で自分から占ってほしいなんて思ったこともないし、「まあ、あくまでも統計学」というちょっと斜に構えた感覚でいるから「要は、自分次第っしょ。」って感じの嫌な奴です。
ただ。
「突然ですが、占ってもいいですか?」に
出演する星ひとみ先生だけは
占ってもらいたい度が過ぎて
「当てられたい…ずばり言い当てられたい。
なんなら、ちょっと叱られたい。
いや?叱られたい。」
という欲に変わって
「なんか占いとか関係なく、ただきれいな女性に叱られたいだけじゃ…?」と、うっすら気づき始めた田邊です。(ちなみにゲッターズの弟子の占い師の方には緩く馬鹿にされたい。)
おっと、こんなことで随分と
文字数を使ってしまいました。
私のクソほどどうでもいい欲を
存分に吐き出させて頂いたところで、
本題へ参りましょう。
右麻痺の80代の男性です。
彼の事は以前、
書かせて頂いたことがあります。
昨年の10月頃のブログです。
その時も彼は
「どんどん悪くなっている気がする」と
かなり悲壮感漂う方でした。
それは現在も変わらず、
変わらずどころか、それが
日増しに強くなっています。
彼の妻も、彼の言葉を聞き、
不安で心配で仕方なく、
ご夫婦で沈み込んでいます。
先日、彼の方から奥様に
「一旦、1か月くらいリハビリを休みたい」
と希望され、
奥様は
「1か月も空けて、悪くなったらどうするの?」
と返したそうです。
彼は、
「どんどんふらつきが強くなっている」
「どんどん麻痺が強くなっている」
と感じていらっしゃいます。
しかし実際では、
片足立ちが上手になっていたり、
体の柔軟性が増していたり、
動く範囲は増えています。
ご本人もそれは自覚があるそうです。
しかし、彼は
「麻痺が強くなっている」
と感じてしまうのです。
そう感じてしまうから、
苛立ち、憤り、
そのどうしようもない、
行き場を失った感情を
自らの身体を叩くことや
「使い物にならん体」と浴びせることで
発散させようとしています。
彼のそのような葛藤や気持ちは
ひしひしと感じていたので、
「休みたい」という言葉は
私自身は納得でした。
彼は向き合いすぎているのかも。
と思うのです。
人は、何かと真剣に向き合うと
欠点が見えてきます。
人間なんて、
欠点だらけの生き物ですもの。
当たり前なんです。
真剣に向き合えば、向き合うほど
「欠点」は目立つのは。
だから、夫婦も長年連れ添うと
お互いの欠点が
見えちゃうのでしょうね。
私は、彼の希望に大賛成でした。
これまで、彼の努力は
血が滲むような、そんな努力です。
もうね。
向き合うことから、
一時的でもいいから、
解放してあげたいの。
奥様の気持ちも分かるんです。
「悪くなったら…」って。
でもさ、
今の状態を続けるのは、
彼にとって拷問に等しいです。
今の彼にとっての一番のリハビリは
「リハビリの無い生活をすること」
だと思うんです。
もしもその生活の中で、
私たちを必要に感じた時には、
いつでもいらっしゃいな。
しっかり引き受けるからさ。
今は彼の背中を押してあげたいな。
そんな気分。
さてさて、
キレイな女性に叱られたい欲が強すぎて、
自己生産しました。
宇多田ヒカルちゃんに睨まれながら、
仕事しよ~っと☆
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