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関節が固まる「拘縮」ってなに?【リハビリで知っておきたい基本知識】

2025.06.24

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

関節が固まる「拘縮」ってなに?【リハビリで知っておきたい基本知識】

はじめに

「関節が前より動かなくなった」「曲げようとしても痛くて動かせない」——そんな悩みを抱えていませんか?
それは“拘縮(こうしゅく)”と呼ばれる状態かもしれません。

拘縮とは、関節の周囲組織が硬くなり、関節の動く範囲(可動域)が制限されてしまうことを指します。

放っておくと、動作が難しくなったり、痛みや二次的な変形を引き起こしたりするため、早期発見・予防がとても大切です。
このブログでは、拘縮の定義から原因、評価方法、リハビリのアプローチ、そして日常での予防まで、現場の視点も交えて丁寧に解説していきます。

■ 拘縮とは?定義とメカニズム

拘縮は、筋肉・腱・靭帯・皮膚・関節包などの組織が硬くなり、関節の可動域(Range of Motion:ROM)が制限された状態です。
医学的には「関節可動域の制限(joint contracture)」と呼ばれ、構造的な制限を伴うことが特徴です。

たとえば、長期間動かさなかった肘がまっすぐ伸びなくなったり、麻痺で動かさなかった指が曲がったまま戻らなくなったりする状態が典型です。

🔍 メカニズムの例:

  • 筋肉が短縮する:筋線維が使われずに短くなり、伸び縮みしなくなる
  • 腱や靭帯が硬くなる:軟部組織が癒着・石灰化し、伸縮性が低下
  • 関節包や関節内の癒着:炎症や出血で関節そのものが固まる

■ 拘縮の原因:なぜ関節が固まってしまうのか?

分類 説明
① 不動による拘縮 長期間関節を動かさないことで、筋や関節包が短縮し、柔軟性が低下する。
例:ギプス固定・長期臥床・麻痺による動作制限など。
② 神経障害による拘縮 脳卒中や脊髄損傷などで運動麻痺や痙縮(筋肉の過剰な緊張)が起き、関節が一定方向に引っ張られる。
③ 痛みによる拘縮 関節炎や術後などで痛みを避けて動かさなくなることで、次第に可動域が狭くなる。
④ 組織の癒着・瘢痕化 手術後や外傷後に、組織同士が癒着し、関節の滑りが失われる。
⑤ 精神・心理的要因 「動かすと痛いかも」という不安や恐怖で体が緊張し、実質的に拘縮を悪化させる場合も。

■ 拘縮と“ただの硬さ”の違いとは?

筋肉が「張ってる」「突っ張ってる」ような感覚は、多くの人が経験したことがあると思います。
しかし、拘縮はそれとは異なり、構造的な変化が生じている状態です。

比較項目 拘縮 単なる筋肉の硬さ
原因 組織の短縮・癒着 運動不足や緊張
持続性 長期的・進行性 一時的なことが多い
改善までの時間 数週間〜数ヶ月 数日で改善することも
対応方法 医療的リハビリ・ストレッチ 軽い運動やセルフケア

■ 拘縮の評価:どこが・なぜ動かないのか?

  • 関節可動域(ROM)の計測:角度計や徒手評価で、左右差や基準との比較を行う
  • 筋緊張(トーン)評価:痙縮・弛緩・反射反応の有無を観察
  • エンドフィール:動きの終末感。筋性・骨性・詰まり感などを見極める
  • 疼痛の有無と部位の特定
  • 他動作との関連性:例:足首の拘縮で膝や腰への負担増

■ 拘縮に対するリハビリの方法

拘縮の改善は継続的な介入が必要ですが、正しい方法を選べば効果は必ず現れます。

  • 関節可動域訓練(ROM-ex):他動→自動介助→自動へ。滑らかさと方向に注目
  • ストレッチ・持続伸張:30秒〜1分以上の保持で筋膜・腱・皮膚まで伸ばす
  • ポジショニング:クッションやスプリントで良肢位を保つ
  • 温熱・電気刺激:温熱で柔軟性UP、電気刺激で筋活動促進

■ 拘縮を予防するには?

  • 1日1回は関節を全可動域で動かす
  • 体をまんべんなく使う動作を取り入れる
    例:立ち座り、歩行、体操など
  • 動かせない部位は良い姿勢を保持する
  • 痛みがあっても“完全安静”にしない

おわりに

拘縮は、関節の柔軟性を奪い、動きの自由を制限する症状です。
しかし、適切な知識と対応で、予防や改善は可能です。

「動かしにくいな」と思ったら、それは身体からのサイン。
無理のない範囲で、少しずつ動かしていきましょう。


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