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35.脳幹の梗塞による脳梗塞

2017.04.25

人間の脳には様々な名称があり、司る神経や機能も異なります。
そんな脳には脳幹と呼ばれるものがありますが、そこに血栓ができてしまうことがあるのです。 今回は脳幹にできてしまう脳血栓についてご紹介していきます
■脳幹の役割について
脳幹は視覚や聴覚、体性感覚の神経を体に伝達する視床と知覚と背骨から脳に伝わり知覚や運
動を伝達する脊髄をつなぐ部分にあります。 小脳、橋、延髄と呼ばれる脳器官の集合体のことで、脳の各器官から様々な動作や感覚の神経を
伝達するための道です。
脳神経は全部で12種類ありますが、そのうちの10種類が脳幹にあります。 なので、この脳幹に障害が起きてしまうと、脳だけではなく普段の動作や感覚にもあらゆる影響が出 る可能性が高いです。
■脳幹に血栓ができる病気は脳血栓
血栓とは血管にできてしまう、血液や脂肪のかたまりのようなものです。 サラサラな血液であれば血管に詰まることはありませんが、悪玉コレステロールや脂肪が多くドロドロ な血液や、血管の壁が硬化して血管が狭まると血液の流れが悪くなって血栓ができてしまうのです。 血栓は血管内であればどこでもできますが、脳内や脳幹にできてしまう血栓を脳血栓と呼びます。 小さな脳血栓であれば自然と溶けてしまいますが、血流が改善されず長期に渡って脳血栓がある
と、血流の流れが悪くなるので脳に血液や栄養、酸素が渡らなくなってしまうのです。
脳の栄養不足は不眠や精神に悪影響を及ぼし、酸欠になれば立ちくらみや集中力の低下を招き ます。 この状態が続けば脳の細胞が壊れて脳梗塞を発症し、最悪の場合は死亡してしまうわけです。
脳幹はたくさんの神経が通っており、脳血栓で血管や神経が圧迫されてしまうと神経伝達が困難に なり、その中には呼吸に関わる神経もあるので死亡率も高まってしまうので非常に危険です。
■脳幹の脳血栓で起きる症状
脳幹に脳血栓ができてしまうと、歩行や走ることが困難になったり、体のバランス感覚が保てなかっ たりと運動障害が起きます。
他にも呂律が回らず上手く話せない、相手の話を理解できない、話が聞こえないといった言語障害 もあるでしょう。
手足も麻痺やしびれを感じ、ものを掴むことが難しいこともあります。 しかし、これらの症状は一時的なものなので、疲労かと思い放置するケースも多いです。
脳血栓ではめまいや視界が狭くなるといった症状もみられるので、これらの症状が少しでもあらわれ るようになったら警戒し、早めに検査へ行きましょう。 脳血栓を改善すれば、命にも関わる脳梗塞の発症を予防できます。

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