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85.多発性脳梗塞の治療について
2017.08.05
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脳梗塞はよく耳にする言葉ですが、「多発性脳梗塞」はあまり聞き慣れない言葉です。この多発性 脳梗塞とは、複数の脳梗塞が点在して起こる病気を意味しています。今回は、多発性脳梗塞の症 状や治療について詳しくご紹介していきます。
■多発性脳梗塞になる原因は?
多発性脳梗塞は、文字通り脳梗塞の一種ですがラクナ脳梗塞とも呼ばれています。小さな脳梗塞 が複数点在している状態からこのような名称がつけられました。主な原因は動脈硬化や血栓など によって発症しますが、脳の血管が狭くなったり、詰まりやすくなったりすることでおきやすくなります。 血栓や動脈硬化は、高血圧や高脂血症、喫煙、飲酒などの生活習慣によって発症してしまうケー スが多いでしょう。
■多発性脳梗塞の主な症状
四脚が麻痺する ・めまい ・運動機能障害 ・言語障害 ・視野の異常 ・頭痛 ・嚥下障害 ・失語 ・失認 ・記憶力の低下
多発性脳梗塞は、記憶力の低下が特徴的な症状で認知症にかかるケースが非常に高いです。 まだらに機能が低下していくマダラ認知症にかかる可能性もあります。 多発性脳梗塞の前兆として考えられるのは、急激な頭痛、手足等の脱力感、めまい、呂律が回ら ないなどの症状が出た場合は、すぐに病院に行き診察をしてもらいましょう。
■多発性脳梗塞の治療方法
多発性脳梗塞の場合も通常の脳梗塞と同じ治療方法が行われます。血管の詰まりが原因となっ ているため、脳の血管内の血流を促すための治療を行っていきます。血栓溶解療法や抗血小板
療法、抗凝固療法、この3つが主な治療方法です。血栓溶解療法は、血栓が詰まった状態など緊 急時に行われる治療です。したがって血管に詰まった血の塊を溶かしていくためにその先の組織を 破壊して血液が固まらない状態にするということなので、ケガなどで出血している場合は大変危険 になります。抗血小板療法は、脳梗塞の再発予防を目的とした治療方法です。抗血小板を使用し 白色血栓といわれる血小板が集結してできる血栓を防いでいきます。抗凝固療法も同様の目的で 行われますが、赤色血栓と呼ばれるフィブリンが集結するのを防ぎます。
このようなことから多発性脳梗塞が、いかに重い病気かということがおわかりいただけたのではない
でしょうか。脳梗塞は、長年の生活習慣が発症の原因になることが多いため、日頃不摂生な生活 を送っている人は、特に気をつけてください。 栄養のとれたバランスのよい食事、規則正しい生活を心掛けて、脳梗塞予防に努めましょう。




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