石垣と一緒に

コンビニへ行くときには

別に要らないのに梅干しとか

買ってもらう田邊です。

 

すっごい昔に書いたことのある、

利用者さんなんだけど。

 

膝が伸びない人でさ。

片麻痺になってから、歩けてたけど

転倒して骨折してね。

 

骨折してから

ベッド上で寝てる時間が増えて。

 

色々と固定されている間に

どんどん膝が曲がっていって

伸びなくなった人がいるの。

 

失語症もあって、

言葉でのやりとりが

昔は難しかったわ。

 

ちょうど一年前くらいから

その人が変わり始めたの。

 

昔は痛くて痛くて

少し動きを入れることも

拒否的で。

 

でも、何とかかんとかして

リハビリには来て

毎回同じことを訴えてくれた。

 

膝が伸びない。

でも伸ばそうとすると

激痛が走る。

 

一年くらい前から

秋田の伊藤先生も混じって

一緒にリハビリをしてきたわ。

 

痛いのよ。でもその人、

「痛いけどやる」

って。

 

少しずつだけど

自分が動く範囲なら

痛みが減っていったわ。

 

でもいつ痛みが出るかは

本人もわからないの。

 

不図した瞬間に痛みがあるわ。

それでも「やる」って。

 

あたしなら怖くて

したくない

って思うのに凄いなって

思うの。

 

なんならリハビリ中にでる痛みに

私の方が怯えてるわ。

 

私には恐れがいっぱい。

きっとその人もよ。

 

でも挑んでくれるの、

一緒に。

 

いつの間にか私の方が

怖がりになってた。

 

ちょうど最近読んだ本で

 

 

恐れを知らないというのは

「恐れない」ということでなく、

「恐れ」によって

自分のやるべきことを

減じられることがない、ということ。

恐れを感じつつも前進するのです。

ラヴィー・アジャイ・ジョーンズ

 

 

って書いてあったわ。

 

恐れてもいいんだ。

って思った。

 

ただそれを抱えながらでも

自分の思う方へ進む行為が

強さに感じるんだって。

 

1人じゃなくても

恐れがあっても、

誰かと一緒であっても、

 

進む方を、

進むと決めるのは

己なのよね。

 

誰かが言ってたわ。

 

自分はいつになったら

ここを卒業出来るんだろう。

いつになったら先生たちが

もうここに来なくてもいいよ。

って言ってくれるんだろう。

 

って。

 

そうね。

終わりっていつなのかしら。

 

恐らく分かってるだろうけど

それを決めるのは

ご自身よ。

 

あたしたち医療の端くれは

ICIDHという

ICF以前にあった考え方も

重視しているの。

 

簡単に言うと

 

ICFとは

negative面とpositive面の

双方を合わせて個人を見る

 

って考え方よ。

 

ICIDHはそのnegative面に

重きを置いた考え方よ。

 

あたしたちはどちらも

大事にしている。

 

けど、あたしは古い人間だから、

ICIDHの考え方の方を

してしまいがちだわ。

 

だから終わりなんて

考えてはいるけど、

改善の余地があるところには

とことん詰め入っていくわ。

 

だから、

終わりをこちらでは

決めかねるわ。

 

決めるのはあくまでも

ご本人よ。

 

もちろん、

一緒に終わるタイミングや

どういう区切りをつけるかは

一緒に考えさせていただくわ。

 

あたし達はあくまでも、

考えるだけだけどね。

 

決めるのはご本人よ。

区切りをつけるのって

ちょっと怖いわよね。

 

怖いけど、自分の進む道を

恐怖で塞がれないように

いなきゃね。

 

塞がれ過ぎたら、

いっしょに退かすのを

手伝うわよ。

 

リハビリへ通うことが

終わろうとも、

あなた自身の歩みは止まらない。

 

ここでの

リハビリが終わったからって、

あなたの人生は続くもの。

 

あなたの向き進む先が

前なのよ。

 

というか、

前にすればいいのよ。

 

分からなくなったら、

いつでも言ってちょうだい。

 

一緒に悩みましょ。

 

☆☆本日のまとめ☆☆

✅ブログショートバージョン

✅短いブログどう…？

✅長いと疲れるよね…？

✅だから短くしてみた

✅そういえば

✅石垣に久しぶりに会ったよ

✅金髪になってた

✅田邊がKindleを覚えた

✅0円の本最高

✅でも古い人間だからか

✅本を持つあの感じが

✅ページをめくった時の香りが

✅欲しくなる

✅また本に戻りそう

✅でもKindle便利

 

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