アラブの石油王辺りがお金持ちの遊びとして、世界中から無作為に一人選出し

「今日から何もしなくても毎月50万与えるが、この部屋からでることを禁ずる。人間が何の努力もなしに与えられた報酬で、どのように怠惰な生活に堕ちていくのかをみたいのだ」とかいって、

私は悔しさに打ちひしがれ「くそう・・・」とか言いつつ、肩ひじ付きながら横になってテレビ見て煎餅かじって過ごしたい。

 

そんな妄想全開な田邊です。

 

石垣の投稿でもありましたね。

先日、業務後にとある病院で勉強会でした。

 

久しぶりに人が多く、賑やかで、見慣れぬ顔もおり、皆熱心に練習をしていました。

 

私、個人的にこの勉強会の好きなところがあるんです。

 

それは、誰でも参加しやすいこと。

 

皆さん、療法士の給料がいくらかご存知ですか。

一般的な病院で手取り14～20万程度なのです。

思っていたより低いでしょう？

 

その中で一人暮らしをし、車を持ち、奨学金を返しながら、休日返上して自費で勉強会へ行っていると、かなり貧困になるのです。

 

勉強会の値段も高いです。

1日で１～２万するものや、数週間で宿泊費込みで20万程度するものもあります。

移動費なども含めれば、かなり高額になります。

 

けど、

職場では即戦力になってほしいと押し付けるのに、教育投資はしない。

腕のいい人を雇いたいけど、給料は低く上げるつもりもない。

むしろ療法士の年収平均はどんどん下がっていく。

 

苦しい生活だから勉強会に行けない子もいる。

そんな苦しい中で勉強会に来る子もいる。

私は後者そうでした。

 

これをね、素晴らしいことだとは全く思いませんし、美徳にしたくありません。

 

だから、

「自己研鑽」の意を込め、私たちの業務後勉強会の参加費は

 

100円（もしくは0円）

 

です。

 

そう、、他と比較すると破格です。（他だと平均3000円程度）

 

わたし、ここが好きなんです。

経済面が厳しい方でも勉強でき、練習できる。

若手でも、そうでなくても、みんな来れる。

 

勉強したいという気持ちのある方の選択肢の一つになれば、と心より思うのです。

 

その方がゆとりがある状態で落ち着いて勉強できる。

経済面が困窮状態では、精神もむしばまれてしまう。

職場と勉強会への気持ちの狭間でいると、集中できない。

 

そして、苦しい中で行動をすると、

ゆとりがなく「患者さんの為に行かなきゃ」と、

「自分の意志」ではなく、「他人の意志の下動く」という心理状態になります。

 

「誰かのために」なんて美徳は私は好きじゃない。

他人本位で自分勝手だ。

 

だから、「自己研鑽」という単語を使うし、

そんなことを思わず、自分が勉強したくて参加してほしいんです。

苦しいときには来なくていいし、来たい時に参加すればいい。

 

私と石垣は皆で練習したり勉強したりすることが大好きです。

ただ、皆に無理はしてほしくないんです。

強制はしたくない。

 

それは当ステーションの考え方の一つでもあります。

 

だから、

誰かのために努力なんかしなくていいし、

勉強会に参加してない人を否定しちゃいけない。

色んな背景があって参加できない人もいます。

 

目に見えるものだけを信じてはいけないよ。

って宇多田ヒカルも言ってますもん。（宇多田ヒカル狂）

 

世間一般的に努力することが美徳とされてるけど、それってどうなのよ？って話でした。