もう一層のこと、旦那より嫁が欲しい田邊です。（色々と末期です）

 

 

近頃「自費リハビリ施設」という名が目立ってきましたね。

当施設もその中の一つです。

多くの意見の中で肯定的な意見もありますが、まだまだ否定的な意見も多いのが現状です。

 

 

否定的な意見の中に

「6か月経てばもう治らないのだから、いい加減それを受け入れて」

「自費リハビリに行く金があるのであれば、老後に残せ」

「リハビリを”受ける”だけでなく、自ら”実施”しろ」

「所詮、社会復帰と手立てになると謳っていても、何もしてくれない」

などなど、中々辛辣なご意見多めです。

 

 

これらに対して、（あくまでも物凄く）個人的な意見を（勝手に）述べたいと思います。

 

 

まず、こちらのご意見。

「6か月経てばもう治らないのだから、いい加減それを受け入れて」

「自費リハビリに行く金があるのであれば、老後に残せ」

 

●田邊の回答

→「ほっとけ。」

障害を受け入れるまでの時間、己の資産の使い道など、他人に言われる筋合いのないものです。

Siaの「Alive」という曲では、泥だらけで、傷つき、自分の選択に迷いながらでも、前だと思う方へ進む人が描かれています。

この姿は、非常に美しいと個人的に思います。

確かに、スマートなシュッとしている雰囲気ではありません。

しかし、藁をもすがる思いでいる人たちに「諦めろ」という言葉は余計なお世話だし、ナンセンスだし、知的でないし、何より美しくないです。

このような意見を押し付けられすぎると、利用者さん・患者さんたちは「自律的」でなく「他律的」になってしまうのではないでしょうか。

 

 

続いてこちらのご意見。

「リハビリを”受ける”だけでなく、自ら”実施”しろ」

「所詮、社会復帰と手立てになると、謳っていても、何もしてくれない」

 

●田邊の回答

→「きっと、やれるんなら皆やってる。」

「社会復帰？じゃ今は社会の一員じゃないの？復職は、その道の専門家に。」

やれないんですよね。やり方も分からない。入院中教わったやり方を試しても効果がない。運動を続けろ、毎日歩けと言われたから歩いていたのに、体がいうことをきかなくなってきたんです。

しかし、病院に行けど良くならない。そこでネットで調べ、「自費リハビリ」が見つかり、ご利用される。そんな方々が、圧倒的に多いです。

自分でやっても、だめだったんです。環境や自分を変えたく、まだ耳慣れない世界に恐る恐る足を踏み入れてくださっているんです。

それって、物凄い「社会への適応の一歩」ではありませんか？（私は凄いことだと思います。）

そして、当施設では復職に関連する施設と積極的に関わり見学等来ていただいています。

餅は餅屋に。です。

 

 

辛辣なご意見に対し、辛辣に返してしまいましたが。。

ただ選択肢が増えることは悪いことではないと思うのです。

数ある選択肢の中の一つだと思っています。

様々な技術や科学が発展している世の中では、さまざまな選択肢が増えています。増えすぎて大変なくらいです。

 

選択肢のある世界は、悩み苦しいこともありますが、「選択の自由」を与えてくれます。

選択することは生きる上での醍醐味かと思います。

 

だから、リハビリにも選択肢を。

選べる機会を。

その為の「自費リハビリ」です。

 

今日は随分と攻撃的な内容になってしまいました。（反省。）

私の意見に対して反対意見も多いことでしょう。

しかし、色んな意見があって良いと思うのです。

 

もしかして金子みすゞさんには、今の時代が見えていたのでしょうか。

「みんな違って、みんないい。」

奥が深く、素晴らしい言葉。

 

みんな違ってていいし、否定し合うのでなく、存在を認識するだけでいいと思います。

 

だから、、

要は、、

世間様、、

そんなに自費リハビリを敵視しないでー！！（泣）

 

というのが、本音です。

 

さあ、弱音を吐いたところで、西日差し込む時間となりました。

GW過ぎ初日の今日はどんな一日でしたか？

身体は日常に馴染んできましたか？

 

休み明けでお疲れのことでしょう。

ゆっくり体を休めてあげてくださいね。

 

では、また。