お知らせ | 名古屋を中心に脳梗塞のリハビリをサポート!
- 脳梗塞リハビリステーション名古屋
- リハビリの現場から 脳リハ名古屋ブログ
- 素敵夫婦なお話。
素敵夫婦なお話。
2019.03.12
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
PCの目の前に鎮座している観葉植物のガジュマルこと「がじゅちゃん」。お水を全然与えてないのに潤いっぷり半端なくて、ほんと羨ましい。乾燥肌ケアに余念のない田邊がお送りします。
お試しコース利用にて、とあるご夫婦がいらっしゃいました。(本日3日目)
利用されるのは、奥様です。一見すると、麻痺はほぼ見られず健常者となんら変わりない動きが「できてしまう」ため、他者からみると、「どこが悪いの?」と理解・共感を得られにくい身体機能の方です。
開口一番、彼女が私に訴えたのは「違和感」でした。
隣にいた旦那様が続けて、このように訴えました。
「何でそんなに疲れて、何が出来なくて、何に困っているか、外から見てる分にはそれが全く分からない。だから、理解したい。」
彼女は健常者と並んで歩いても見劣りしないほどの歩行能力を持ち合わせていながら、「違和感」や「疲労感」があるため、あまり外出はしたくないそうです。
時間をかけて彼女の「違和感」を紐解いていきました。
見えてきたのは、「コントロールが不十分なのに、”動けてしまう”」ことでした。
彼女は、バランス機能を司る脳の中枢の疾患で、麻痺の程度としてはごくごく軽度です。
バランス機能はわずかに低下しています。そのわずかに低下したバランス能力を問題点と捉えず、ただ「歩行」練習を繰り返した、そんな入院生活だったそうです。
その「繰り返しの練習」は彼女のバランス能力の低下を、他の部位にて過剰に補わさせ、それが「疲労感」や「違和感」に繋がっているのでは、と考えました。
少しずつ違和感が軽減してくると、いち早く気づいてくださったのは、旦那様の方でした。
1回目より2回目、2回目より3回目と、回を重ねるごとに変化していく彼女を見て
「だから、疲れるのか」
「だから、そっちの手が使いにくいのか」
「それは、確かに疲れるな。」
と、理解から共感へと変化していきました。
旦那様はご本人が気づいていない変化にもよく気づいて下さり、
「階段がスタスタ降りれるようになってる」
「いつもより長めに歩いても疲労を訴えなくなった」
「止まっていたものが、ようやく前進し始めた」
と言ってくださっています。
それを、嬉恥ずかしそうに聞いているご本人の表情は少女のようでとても可愛らしかったです。
彼女は今まで「歩行」を分析されていました。
歩行の分析はもちろん大切です。しかし、それ以前にもっと大切なのは人生においての「歩み」ではないでしょうか。
私たちは彼女が、今後どのように「歩む(あゆむ)」かを一緒に考えます。
素敵な旦那様と再び前進し歩みを始めた彼女と関われたことを嬉しく、またそんな彼女が非常に羨ましく思います。
つまり、こんなに長々と何が言いたいかというと、
あんなに大切に想ってくれるイケメンな旦那さんが隣にいてまじで羨ましい。
です。
今日は、寒いですね。。
人肌恋しい。。
さて、、閉店します。
おやすみ、がじゅちゃん。。
2024年 12月 13日
PV=nRT ~頭がパンクしそうな人へ~
お肌が乾燥しまくって 指先がカッサカサだし、 背中は痒くてたまらないんだけど、 ...
続きを読む
2024年 11月 22日
伸びる ~右片麻痺/80代/男性~
石垣から石垣都合の会社の話を 一方的に話され意味が分からず、 「?」としていたら ...
続きを読む
2024年 10月 04日
自分だけの物語 ~ライフクェイク~
石垣家で寝かしつけしてる時に 目がぱっちぱちの石垣娘に対して...
続きを読む