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132.脳血管におきやすい病気による障害後遺症
2017.09.16
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

脳血管障害が起きやすい病気としてあげられるものは、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞があります。 脳血管障害を引き起こす患者さんのほとんどが、何らかの持病を患っていますが、それに気付か」 ず適切な管理が行われていない場合が多いです。高血圧、不整脈、糖尿病、脂質異常症等を抱 えている方がいらっしゃいます。
脳血管障害では、受ける障害の状態で出血性と虚血性(きょけつせい)に分けることができます。
■脳動脈での出血性の障害
出血性の脳疾患は頭蓋骨内出血といい、脳動脈の破綻によって出血、脳組織が破壊されるもの になります。出血する場所により、脳そのものからの出血ならば脳出血、脳の表面近くからのくも膜 下出血とされます。
脳出血は高血圧が原因であることがほとんどです。血圧が上がると動脈に高い圧力がかかって動 脈壁に弾力がなくなり、圧に耐え切る事ができなくなることで破裂します。 症状としては頭痛やめまい、吐き気などがあります。 多くの場合は突然発作を起こし激しい頭痛に襲われたり、意識障害があらわれることがあります。 後遺症としては、半身麻痺のあらわれがほとんどですが、軽症なら顔面の麻痺や軽度の言語障害、 重症なら手足の半身不随や認知障害などが残ることもあります。
くも膜下出血も脳出血と同様に激しい頭痛に襲われますが、痛みを感じるのが頭全体か、後頭部 から首筋にかけてになります。頭が割れるほどの痛みが特徴です。 ですが、脳出血と違い脳そのものからの出血ではないので、神経に障害を残すことが比較的少なく
後遺症として麻痺を残すことはあまり無いです。
■脳動脈が詰まって起きる虚血性の障害
脳梗塞と一般的に呼ばれているものです。血栓によって脳動脈がつまり、血流障害からさまざまな 症状がおこります。
脳血栓は血の塊が血管を詰まらせ、脳に血液を運ぶことができずに、脳の一部が壊死して障害を おこします。症状は脳出血に近い症状があらわれます。 場合によっては、失語障害や言語障害があるでしょう。
脳塞栓は脳内での血栓ではなく、他の体内にて作られた血栓が脳にきて脳動脈を詰まらせ障害を おこします。症状は脳血栓と同様ですが、より重症になることが多く死亡する確率も高くなるので、 症状が出たらすぐに受診しましょう。
一過性脳虚血発作は脳梗塞と同様の神経症状があらわれますが、長くても24時間以内に症状が
消えてしまうので、安心し放置してしまうことが多くあります。そのまま放置すると脳梗塞をひきおこ す可能性が高くなります。
脳血管障害は意識障害や、運動機能障害が後遺症として残ることが多くあります。そのため予防 することが重要であると考えられます。




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