ブログ

81.リハビリ施設の基準とは

脳梗塞のリハビリ施設は全国にありますが、このリハビリ施設に基準があることはご存じでしょうか? この基準によって看護師の数や社会福祉士の有無が異なります。
今回はリハビリ施設の基準をご紹介していきます。
■そもそもリハビリ施設とは?
脳梗塞のリハビリが受けられる施設は、病院とリハビリ施設です。 発症直後から病状が安定するまでの期間は急性期といい、この時期は命の危険性も考慮して病
院で治療とリハビリが行われます。 病状が安定すると本格的なリハビリが始まる回復期に突入しますが、この時期は病院を退院してリ ハビリ施設でリハビリが行われるのです。 リハビリ施設は入院型と通所型があり、症状の程度や条件によって配慮して選ぶことができます。 なお、入院型のリハビリ施設は入院できるのは発症から60日以内で、脳梗塞の場合は最大180日
までが期限です。
■リハビリ施設の基準について
リハビリ施設は全国に数多くありますが、おおまかに3段階の基準があります。
看護師やスタッフの人数、リハビリの数や重症患者の割合も基準によって異なるのです。 では、リハビリ施設の基準をみていきましょう。
・リハビリ施設I
高水準の施設がリハビリ施設Iです。 看護師は1人の患者につき13人配置され、リハビリのスタッフは理学療法士が3人以上、作業療法 士が2人以上、言語聴覚士が1人以上の配置となっています。 社会福祉士も1人以上配置されており、高水準なので重症患者の割合も30%で リハビリ内容も充実しているため、在宅復帰率も70%と高くなっています。
・リハビリ施設I リハビリ施設Iでは1人の患者につき15人の看護師が配置され、スタッフは理学療法士が2人以上、
作業療法士が1人以上の配置となっています。 リハビリ施設Iの基準はIよりも少し下がり、言語聴覚士と社会福祉士の配置義務がありません。
在宅復帰率は60%、重症患者の割合は20%以上が基準となっています。
・リハビリ施設II リハビリ施設Iの看護師・スタッフの人数はIの基準と同じです。 こちらも言語聴覚士と社会福祉士の配置義務はありません。
I の違いとしては、在宅復帰率と重症患者の割合に制限の基準がないことです。
リハビリ施設は基準をみることで、施設規模やリハビリの数をみることができます。
高水準の施設の方が良いと思う方も多いでしょうが、料金や受け入れが早い、症状に合ったリハビ リプランが提供されるかどうかもポイントです。
基準だけで考えず、プランや料金、体験で比較して利用者の症状に合ったリハビリ施設を選ぶよう にしましょう。

田邊 藍羅

田邊 藍羅

長年の臨床経験をもとに、一人ひとりの身体や生活に合わせたリハビリを行っています。 「こうなりたい」という思いを大切に、より良い生活につながるリハビリを心がけています。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る
052-990-6905