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肩の痛みがこわい彼 ~東海エリア在住・40代・男性・右片麻痺~
2025.09.11
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
初めのころの彼
初めてお会いしたのは、
今年の6月ごろだったわ。
発症からは約半年すぎたくらいかな?
線が細くて、
筋肉が元から付きにくい人。
静かな声で物静かな空気感の方。
初めに、彼は
「痛み」が大きな難題だったわ。
勿論、体が自由に
動かせるようになりたいけど、
痛みが彼を疲労させていたの。
夜も眠れず、数時間置きに目覚め、
その当時は
「今眠れないのが一番きつい」
と話していたわ。
体をみると、
一人で歩けるし、
装具も全然要らなさそうな雰囲気。
手も一見は動くけど、
肩の痛みや指の拙劣さが
目立っていたわ。
でもやっぱり彼は、
とことん線が細かった。
歩いていても、
手を動かそうとしても、
胴体(体幹)がぐらぐらと
動いてしまうの。
じっと立っていると、
首や肩を力ませ、
揺れないように堪えているような感じ。
その状態では、
歩こうにも、手を動かそうにも、
どこかに支点もないので、
動きようがない状態だったわ。
彼は寝転がっていても、
首や肩、背中などに力が入り、
休まらない。
力を抜くことができないので、
どんどん体には負担がかかり、
それが痛みとなって現れる。
そうして眠れなくなると、
まさに悪循環よ。
こんな時に眠剤を飲んでも
あまり効かないし、
効いても体はあまり休まらない。
手の方は握れば開けない。
ボトックスを打って、
少しは緩むようになり、
伸びるようにもなっていたけど、
すぐ曲がってしまい、
硬く動かなくなってしまったわ。
リハビリ開始1か月目
~睡眠時間の確保~
蝉が鳴き始めたころ、
彼とのリハビリが
始まったわ。
初めの一か月は、
彼が少しでも眠れるよう、
寝転がった際の
背中の痛みや、肩の痛みの
軽減に努めたわ。
まず眠れないと
リハビリもくそもないのよ。
眠りは人にとって、
とても大切なものよ。
睡眠が欠けるとリハビリ的には、
以下のような問題が起きやすくなるの。
①疲れがとれない
②やる気が出ない
③動きの練習をしても身にならない
他にもあるけど、
代表的なものはこのくらいかしら。
彼の場合は
①と③が著明だったわ。
うちでは、
作業療法士と理学療法士が
いるので、
ほんっとに全身細かく見れるのが
結構な売りよ。
岡田は下半身から全身的な活動へ。
田邊は上半身から全身的な活動へ。
初め一か月は特に
体の土台づくりに重きを置いて
リハビリをしたわ。
彼は少しずつ眠れるように
なってきたの。
はじめお会いした、
眠れなかった頃は
1時間置きに起きていたけど
それが
2~3時間になり、
4~5時間になり、
1か月経つ頃には
一晩眠れるようになってきていた。
眠れるようになってきた辺りから
彼の体は変わり始めたわ。
2か月目前半
~装具を外し、肩が軽くなってきた~
装具は正直、
早々に外れたわ。
なぜ着けているのか
分からないレベルのものだったので、
外しちゃった。
ただ、不安定感はまだあるので、
少し距離を歩くときは
装具の代わりに
サポーターを着けてもらったわ。
彼のレベルであれば、
弾性のあるサポートで
十分な足部の能力だったからよ。
肩の方は、リハビリ開始時は
座って状態で、
膝から20cm程度挙げれるレベルだったわ。
肩関節屈曲45°いくかいかないかくらい。
それでも痛みを伴い、
苦悶の表情を浮かべていた。
全身的な活動を通して、
彼は肩の痛みが
減っていったわ。
リハビリ開始2か月に入るころには、
高さは同じでも
痛みがない状態で挙げれることが
できていたわ。
痛みを堪えたら、
大体肩の高さくらいまでは
手が挙げられるようになっていたわね。
2か月目後半
~指が動くようになってきた~
睡眠がとれはじめて、
日中の活動量も少しずつ彼は
増えていったわ。
夏休みということもあり、
買い物に出かけたり、
水族館へ行ったり。
活動量が増えていっても
彼の疲労感や痛みは
増えなかったわ。
多分、少しだけ充実感は
増えたんじゃないかな。
分かんないけど。
彼は初めにお会いしたころから、
「手のリハビリ」
を強く希望されていたわ。
2か月目後半に至るまでも、
手のリハビリはしていたけど、
中々指の動きが出やすい状態では
なかったの。
後半に差し掛かり、
指が少しずつだけど
変わっていったわ。
手首が上がるようになったり、
握ってからも、
伸ばせるようになったり、
麻痺の手で電話を耳に
当てれるようになったり。
少しずつ、自分のペースで、
彼は彼の手を取り戻していった。
本当によく頑張ってくれていたわよ。
彼は先日、
約2か月間のリハビリを終えたわ。
ちょっと不安がある様子だったけど、
きっと大丈夫よ。
自分で乗り越えてこれたもの。
もし、何かあったら、
またいつでもいらっしゃいな。
田舎出身者同士、
また仲良くしようぜ。
ひとまずお疲れ様でした。
これからも好きなように
頑張ってね‼
多少は太ってね!!
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