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自分の知らない不合理な自分 ~介護の苦悩~

2024.08.04

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

領収書を不意に捨てたときに

右腕に「なんで捨てたかな?」

と詰められてる時の田邊です。

 

ども。

「領収書はお金です。」

という言葉を入職して以来、

石垣と右腕から常々言われているけど

全く覚えられない田邊です。

 

先日ちょっと急遽、

うちに話に来てくれた方がいたんだけどさ。

 

なんだろう。

いっぱいいっぱいでさ。

 

どうにかしたいけど、

どうにもできないし、

本人もつらいの分かってるけど、

自分も居た堪れない。

 

でもそれを言葉にすることも出来ないし、

することを凄く望んでいるわけでもない。

 

整理もする間も無いまま、

混乱が続いて対処してを繰り返すうちに

ただただ、苦しくて

行き止まりにぶつかって

どこかに痛みを感じ始めて。

 

具体的には言えないけど、

「しんどい」

って気持ちは伝わったし、

それを言葉にすることもどこか

怖がってる感じがあってさ。

 

多分責任感がすごいから、

自分で口にしたことは

全うしたいし、

その途中で弱音っぽいことをいうのは

自分自身が好きじゃないんだろうな

って思ったわ。

 

その責任感?なのかな?

弱音吐けじゃないけどさ。

吐きにくいよね。

 

私の勘違いなら

申し訳ないけど。

 

きっと自分でやるって決めた以上は

そういうの、言いにくいのよね。

 

きっと本人は「介護」と

思っていなくても、

介護は介護で。

 

「好きでやってる」

と言っても、

好きなものや人でも

大量摂取し過ぎると

おなか一杯になっちゃう。

 

タイトルにも書いた、

ジキルとハイドってご存じかしら。

随分昔のブログにも

ジキルとハイドについては書いたけど、

内容はすっかり忘れたわ。照///

 

すごく簡単にネタバレまで説明すると、

学識・人格ともに優れ、

人々の尊敬を集めているジキル博士が

残忍なハイド氏と出会うんだけど、

実はそのハイド氏は薬を服用したジキル氏で、

一人の人間の中に宿る、

善と悪を描いた物語なんだけどね。

 

この物語はとても創造的だけど、

別に目新しい発見ってわけでもなくてさ。

 

昔から

ソポクレスの『オイディプス王』や

シェイクスピアの『マクベス』もあるし、

さらにその昔から神話などでも

自己の中の善と悪というのは

人間の中の大きなテーマだったりもするわ。

 

フロイトで言えば、

イド(id)があったりするしね。

 

人って、追い詰められた状況下では、

衝動的な行動をとりやすくなる傾向にあるのよ。

 

海外の研究でも結構こういった内容は

多く研究され議論されているのだけど、

衝動性をコントロールするのって

中々難しいわ。

 

海外の性的欲求に関する研究でさ。

目的としては性犯罪防止の一助になれば

って感じの研究よ。

 

一般的にはとても優等生で

模範的な大学生たちを

対象とした実験でさ。

 

彼ら彼女らは、

精神的に穏やかな状態では、

各問に対して、衝動性が認められなかったの。

 

でも、性的興奮を促した後には

各問に対して衝動性が15~25%ほど

増加する傾向にあったの。

 

これは、性的衝動に関しての

実験ではあるけど、

設問には攻撃的衝動性も

増加を認められているの。

 

つまり、暴力的になるってことなのよね。

 

そのほかにも、

人は追い詰められた状況下では

攻撃性を示す傾向に増加が

認められているの。

 

一般的には模範とされるくらい、

優秀な人物であっても、

犯罪を犯しかねない衝動性を持っている

ということを明らかにした実験よ。

 

この研究は海外のものだし、

日本版の研究を見ていないから、

もしかしたら日本人との差異は

あるかもしれないけど、

 

こういうの読んでたら、人って

自分のことを知り尽くしていると思っていても

実はよく知らない自分の領域が

あるんじゃないかな。

って思うのよね。

 

少し前から、

「介護疲れ」という言葉が

世に出てきたわね。

 

有名なのが、恒例の母親を介護し、

生活に困窮した果てに母親を殺害し、

自死をしようとするが

出来ず裁判にかけられた方よね。

 

あの辺りから「介護疲れ」

という言葉が世に出回ったわ。

 

日本って結構、社会的道徳精神に

頼りすぎてる気がするのよね。

 

子どもなら親の面倒を見て当たり前。

お世話になった人への恩返しは

「したい」もの。

みたいな精神が根付いているわ。

 

別にこれを否定していないわ。

実際あたしだって、

そういう精神あるもの。

 

でもさすがに道徳心に

頼り過ぎじゃない?

 

いくら親でもさ。

いくら子どもでもさ。

いくら尊敬する人だってさ。

いくら大好きな人だってさ。

 

傍にいすぎると

お互いしんどい時はあるよ。

 

ういったしんどい時に、

知り尽くしていると思っていた自分でも、

実は知らない

「不合理な自分」があって、

それが顔をのぞかせることが

あるんじゃないかなって思うの。

 

それが抑圧されると、

どんどん自分の感情が迷子になって、

頭が回んなくって、

辛さや苦しさを言葉にすることも

難しくて、衝動性になっちゃうことが

あるんだと思うの。

 

その衝動性は人によって

どこに向かうかは分からないわ。

 

他人への向かうこともあれば、

自己に向かうこともある。

物に向かう人もいれば、

無防備な動物に向かう人もいるわ。

 

これはあたしもだし、

人間だれしもその衝動性を

持っているわ。

 

大切なのは、自分がハイド氏に

変わるかもしれない状況に

用心しておくことなのよね。

 

そうなった時に、

どのように対処するかを

あらかじめ決めておくこと。

 

そうなるまで、

自分を追い込まないこと。

 

あたし達って、

複数の自己の寄せ集めなのよ。

 

善な自分もいて

一方では悪な自分もいる、

不合理な生き物なのよ。

 

先日、いろんなことに疲れた方が

話に来てくれて

本当によかったと思ってる。

 

別に何の解決もしてないし、

全然しんどい日は続くかもしれないけど、

言葉にするって案外整理できるからさ。

 

じゃないと、

心理カウンセリングっていうのは

成り立たないしね。

 

語ることは

カタルシスにもつながるわ。

 

これは決して

介護される側を非難しているわけでは

ないの。

 

介護する側だけの話ではないの。

 

介護される側だって、

当然のようにストレスは大きいわ。

 

それまで出来ていたことに対して、

人の手を借りることって、

結構なストレスよね。

 

申し訳なく感じたり、

「こんなことも出来ない」

なんて思っちゃったりさ。

 

介護されてる/しているに関係なく、

介護ってお互いにとって

ストレスになり得るのよね。

 

当然、介護が必要な方は

多くいらっしゃるし、

今の日本は高齢化社会で、

介護が必要不可欠よ。

 

あたしは介護が必要な方を

非難していないし、

むしろ、介護は

充実されるべきだと思うわ。

 

でも、その充実がだれか犠牲の下、

成り立っているかもしれない。

ってことをあたしは危惧しているだけよ。

 

もしかしたら、介護する側に

ものすごく負担になってないかなって。

 

介護される側にとっても、

介護されることが

負担になってるんじゃないかなって。

 

そして、それが自分自身って

気づいていない人を

より心配しているわ。

 

変な意味じゃなく、本当に心配。

自分が犠牲と思っていなくても、

偏り過ぎると、

いつの間にか好きでやってたのに、

犠牲になっちゃうこともあるのよね。

 

もしこれを読んで、

気を悪くした人がいれば、

本当にごめんなさいね。

 

介護って日本では

絶対に避けて通れない事柄だと

思うのよ。

 

極力誰かだけに偏らないように、

いろんなサービスがあるしさ。

 

どうしても偏っちゃって

しんどい時にはまたいつでも

あたしなら話くらいなら聞けるからさ。

 

しんどい話以外でも、

どうでもいい下らない話をしてもいいし、

少しでも楽になるのなら、

あたしはいつでもその時間を

割かせていただくわ。

 

だから、みんな無理し過ぎないでね。

多少の無理は避けれないこともあるし、

無理しないでなんて言えないわ。

 

でも、「し過ぎ」だけは

少し気を付けてね。

 

あなたのハイド氏を

おとなしくさせといてあげてね。

 

ではでは…

この辺で終わりますわあ。

 

また書きますねん。

 

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