お知らせ | 名古屋を中心に脳梗塞のリハビリをサポート!
2018.05.09
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

5月9日雨上がりの伏見です。
昨日の続きで、ボディ・スキーマについて投稿させていただきます。
道具とボディスキーマについてです。
ご飯を食べていて、
豆腐の柔らかさ
肉のかたさ
味噌汁の中に具材が入っているのが見えないけど、何か入っているのがわかる
箸には感覚はないのに
まるで箸が自分の身体のように
触っているもののかたさや何かあるのがわかったりと
不思議ではないですか?
当たり前のことですが・・・・
「脳の中の身体地図 ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ」から一部引用させていただきます。
ボディ・スキーマの素晴らしい柔軟性は、頭頂葉のボディ・マップに依存するところが大きい。
フォークとナイフや橋を通して食べ物の食感を感じ取る能力の中核をなしている。
人がドリル、泡だて器、チェーンソー、鍵といった道具や、
帽子、ヘルメット、膝当て、スカート、スキーなどの身につける物、
スケートボードやサーフボード、自転車から自動車、船、飛行機に至るまでの乗り物さえも器用に扱える秘密は、これらのニューロンにある。
と書かれています。
人は他の動物と違い、道具を使用します。
道具に合わせて手は形を変えます。
その自由度はとても高いです。
そして、あたかも自分の身体の延長のように扱います。
昨日の投稿ですが、
脳損傷後、すぐにボディ・スキーマは変化するようです。
リハビリを通して、ボディ・スキーマの構築をしていきます。
その中で道具を使用したリハビリ内容も必要かと思われます。
道具を使用することで、ボディ・スキーマの範囲は広がるようです。
朝昼晩の食事
毎日の着替え
歩くときの杖
道具を使用しない日はないと思います。
ついつい手を動かすことに目を向けがちですが、
箸の先にあるご飯のかたさを感じてみてはどうでしょうか?
杖の先の地面を感じてみてはどうでしょうか?
環境を探索すること
環境に適応すること
きっと身体の中で変化が起きると思います。
脳梗塞リハビリステーションでも、道具をいくつか用意してあります。
正直頻繁に使うわけではありませんが、
環境に身体が合わせられるよう、狙って使用したりもします。
柔らかさ、温もり、風、床からの反力、肌触り、空間の広さ、
光、重力、水の流れ、などなど様々なことを感じれると思います。
きっと食事の美味しさや、歩き心地も変わってくると思います。
ボディ・スキーマを構築し、環境と共に生きる身体つくりしていきたいです。




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