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119,脳梗塞による記憶障害とは?
2017.09.03
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

脳梗塞の後遺症には様々なものがありますが、その中には記憶障害があります。脳のどの部分に 脳梗塞が起きると記憶障害になるのでしょうか?記憶障害が起きる原因と具体的な症状を紹介し ていきます。
■脳梗塞で記憶障害が起きる原因
脳梗塞は脳のあらゆる部分に起きます。記憶障害が起きるのは、大脳部分に脳梗塞が起きたから と考えられるでしょう。大脳は脳の最前端にある脳髄の大半を占める部分で、体から送られてくる情
報を処理して、行動に適した命令を送るための中枢器官です。主に視覚や記憶、思考、会話など を司る脳器官が集まっています。
記憶を司る組織は海馬や視床などが当てはまり、そこに脳梗塞が発症すると記憶障害が起きてし
まいます。脳梗塞による記憶障害は「新しいことが記憶できない」、「過去のことや予定、約束を思 い出せない」という2つの障害にわけることができます。
■新しいことが記憶できない
これは、新しい記憶をインプットすることができなくなる障害です。この障害が残ると用件や話を1回
聞くだけでは覚えられない、また約束や予定を覚えることが困難となります。記憶障害が強い場合 は、見た数字や文字から一瞬目を離してしまっただけで、すぐに忘れてしまう障害もみられます。 単純に物忘れや物覚えが悪くなるだけではなく、長い話や文章の理解力が低下する影響もみられ ます。
■過去のことや予定、約束を思い出せない
記憶障害は単純に覚えられない障害だけではなく、過去の出来事や予定を思い出せない障害も あります。このような障害の場合、脳梗塞が起きる前の記憶も曖昧なケースが多いです。軽度のも のであれば少し前の出来事や予定、約束が思い出せない程度で済みますが、重症の場合は現状 に会ったいきさつなのか分からない、自分の年齢や今が何月何日であるかなども認識できないと いったケースが多いです。
■記憶障害のリハビリは?
脳梗塞で記憶障害が起きた場合、記憶力を高めるリハビリが必要です。 主に記憶力に関する課題を繰り返し行い、少しずつ繰り返す間隔を伸ばして記憶機能を正常に戻 す反復訓練が行われます。
他にも、視覚からのイメージで記憶力をサポートする訓練や、常にメモができるものを側に用意して 生活の支障を減らすといったサポートなども実施されています。
記憶障害は大脳の記憶を司る脳細胞がダメージを追うと高確率で起こってしまう障害で、新しいこ とを覚えたり、思い出すことが困難になったりします。 脳梗塞の後遺症は早い段階でのリハビリにより、完治や緩和を促すことが可能です。 記憶障害も同じなので、リハビリは早めに行いましょう。




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