前に

「（あれ…さっきからつけられてる…？どんどん近づいてくる…なんかブツブツ言ってるし…やだ…あたし怖い…）」と思いながら歩いていたら、

後ろから「あの…」

「（ヤバい！キタ！キモイ！逃げなきゃ！）猛ダッシュッ。」

と、後ろから声をかけてきたおじさんを見事な俊足で振り切ったのですが、家に入るや否や、背負ってたリュックが全開だったことに気づき、

「（おじさんもしかして、リュック開いてるの教えてくれようとしてた…？）」

と思い、恐る恐る玄関から外をみたら、私の落とし物が玄関の前にそっと置いてあって、

申し訳なさすぎてお礼言いたすぎて、すぐさま、おじさんを猛ダッシュで「おーじーさーーーーん！！！！！」と追いかけたら、逆に猛ダッシュで逃げられた経験のある田邊です。（すごいカオスな状況でした）

 

 

さて。

前回の石垣氏のブログでもありましたように、11/30-12/1は佐藤先生の勉強会でした。

午前中は研修生交え、佐藤先生にご指導いただきながら利用者さんへ介入しました。

 

 

今回研修に来て下さった子は、一人で悩んでいる子です。

真面目で一生懸命で、好きなことには一直線で、優しくて、弱くて、不器用。

しかし潔い、かっこのいい女の子です。

 

彼女は悩んでいます。その悩みは、私も過去に経験したことのある悩みでした。

 

ある一定の経験年数を過ぎると、療法士は２パターンに分かれます。

一つは、積極的には勉強のしない療法士。

一つは、積極的に勉強をし続ける療法士。

 

いまの彼女はきっと、その狭間。

後者で在りたい自分と現実での自分とのギャップに焦りを感じている印象でした。

 

時々、いるんですよね。

勉強しないことを「悪」とする人たち。

間違っちゃいけない。決して悪ではないの。

何も法には触れていない。仕事に関して志を高く持たないことが悪ならば、世の中の半分の労働者が悪になるでしょうね。

ほどほどでもいいし、一生懸命じゃなくてもいいし、もちろん一生懸命でもいい。

 

今、そんな狭間で悩んでた気がしたから、ぜひとも一緒に見て欲しかった。

佐藤先生。

 

あくまでも、私の印象です。

佐藤先生って、とてもシンプルなんです。

 

シンプルな思考で、さらさら～としてる風のような感じ。

目の前の事象に対してただただ真摯に向き合う感じ。

 

 

この生き方って出来るようで、なかなか出来ない。

私も研修生の子が抱いているような悩みがあった時には、

「皆私より勉強してるし、練習してるし、、きっと私より上手…」とか考えてました。

 

佐藤先生は、そんなことお構いなしに

ただ真摯に向き合い、目の前の人に全精力注いでる感じなんです。

「そんなの皆そうじゃん？」って思うでしょう？

全然違うからね？？？？ほんとにまじで。

 

分かんないけど、きっと先生はいい意味で、きっと周囲と比較していない感じがするんです。

というか、そこに価値を置いていない感じが勝手にしてます。

 

 

「私は私で、今目の前にいるこの人と私で、今日できる精一杯を出して、ベストを尽くすだけ。」という印象です。

 

 

完全に私の妄想ですし、実際に佐藤先生にお聞きしたこともないし、きっと思ってなくても、介入中の態度や姿勢からそのように感じるんです。

 

とにかく「今、目の前にいる人」なんです。

私が佐藤先生質問をすると、「この人は、こうなのかも。」「この人の場合はそうだね」と個別性をしっかり話してくださいます。

対象者、一人一人にどのようなヒストリーがあって、今に至るかをとても大切にし、未来を見据えて、今に全力を尽くす。

受けている利用者さんは感じてても、周囲の見ているだけの人間にまでそれを感じさせる態度や姿勢って、中々ないし、それってなんだかとっても、かっこいいです。普段はやわらか～い空気で、とっても笑顔の多い優しい先生なのですよ。（ギャップ良いよね）

 

 

だから研修生のかっこいい彼女には、かっこいい佐藤先生を見てもらいたく、研修日をその日にしました。

 

 

ぜひ、このかっこいい女をみておくれ。

カッコイイ女になれなくとも、その姿勢の真似をしよう。

周囲など気にしなくていい。（ある程度ね？？）

目の前の対象者に一生懸命、自分らしくに関われば良いと思う。

 

技術や知識など、補えない部分があるなら、いつでもおいでませ。

微力ながらお手伝いさせていただきますゆえ。

 

といいつつ、今回は完全に佐藤先生を見てもらっただけなので、私ら（石垣・田邊）完全お飾り( ˘ω˘)

 

しかし、かっこまた来てくださるそうです。

佐藤先生とまでとは勿論いかないけど。

私と石垣の精一杯をお見せしたいと思います。

一緒に学びまひょ～～☆

佐藤先生に助言頂いたことを、二人で必死におこなってる最中の写真です。