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9. 脳血栓の症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
2017.04.09
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
脳や血液に関する病気はたくさんありますが、そのうちの一つが脳血栓です。 医療関係でもよく聞く脳血栓ですが、どのような症状があらわれる病気なのでしょうか。 それでは、脳血栓の症状についてご紹介していきます。
■そもそも脳血栓が起きる原因とは?
何らかの理由で脳の動脈に血栓と呼ばれる血の固まりができてしまいます。 そうすると血管が閉塞してしまう状態を脳血栓と呼ぶのです。 脳血栓の悪化と小康状態が繰り返されると、脳梗塞になってしまいます。 脳血栓が引き起こされる原因は動脈硬化です。 動脈の役割は体のすみずみまで酸素や栄養を送ることですが、その働きは加齢により劣っていきま
す。
さらに高血圧や糖尿病、喫煙などの影響で動脈にコレステロールや脂肪が沈着してしまい、血管の 内側にアテロームができてしまうのです。 アテロームが肥大していくと動脈はますます狭くなり、さらにアテロームが破けてしまうと脳血栓がで
きて動脈を塞ぎ、脳梗塞を引き起こします。
■脳血栓による症状となりやすい人
脳血栓の症状は突然あらわれるのが特徴的です。 症状としては半身麻痺や半盲、感覚障害、運動障害などが起きます。 しかし、だいたいは数分で症状が落ち着くため、脳血栓だと気付かず放置されるケースが多いです。
脳血栓は加齢で動脈の働きが弱まるので、高齢者に多いとされています。 しかし、若い人でも高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣病を患っている方は、発症リスクがあ ります。
動脈硬化は喫煙によっても起きやすいので、喫煙者も注意しましょう。 また、男性の方が脳血栓になりやすいとされていますが、女性の場合は閉経後にホルモンバランス が崩れると同時に血管の働きも衰えるので、脳血栓が発症リスクも高まります。
■初期症状から早めに対処すること
脳血栓の初期症状では痺れや麻痺、めまいや呂律が回らないという初期症状があらわれます。 これは突然あらわれる症状なので、些細なことでも見逃さずに脳血栓の初期症状と疑われる場合
はすぐに検査しましょう。 ここで気付けば最適な治療を受け、脳血栓を重度化させず脳梗塞を治療することが可能です。
脳血栓や脳梗塞は再発しやすいので、脂質や塩分、糖分を控えた食生活でサラサラな血液を保 つことが大切でしょう。
脳血栓では半身麻痺や感覚障害などが起きます。 重症化すると脳梗塞までに発展するので、血液の状態は定期的に検査を受けることが望ましいで
す。
健康に自信がある人も生活習慣病を持つ人も、健康な血液を保つために食生活や生活習慣は正 しくして、体を整えていきましょう。
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