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後輩がきてくれましたよん。

2019.09.20

リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。

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岡村隆史の「笑われてるん違う。笑わせてるんや。」も好きやけど、

ゆりやんレトリバァの「笑われても、そこにいる人が笑顔になってるのならそれでいいんです。」という考えの方がもっと好きな田邊です。

 

 

先日、元職場の後輩が自分の担当している(現在入院中の男性の)方を当ステーションに連れてきてくれました。(右片麻痺)

後輩は言いました。

「右手でご飯を食べれるようになりたいんです。」

 

 

私の目には、後輩もその彼も、二人ともどこか焦りを感じているように映りました。

 

 

彼は大きな体でも、気は優しく、むしろ少し気弱で繊細な方でした。

発症して約2ヶ月。

大きな体を力づくで制御し、曲がりにも歩けるようになったり右手を動かそうと力を込め僅かな手の動きを得たその引き換えに、麻痺側は全体的に『重く・硬く』自由度の乏しい状態になっていました。

 

後輩も彼も「先の見えぬ不安」におびえていました。

彼は、この先自分がどこまで改善していくか、

どの道を行けば最短でゴールできるか、

本当にいまの道で・いまのペースでいいのか、

と、様々な不安を抱えていました。

 

後輩は、本当は自分が舵を取らならなければならないのに結果が出せない、

良くはなっているものの、ある時期を過ぎてから手の動きの改善が遅くなった気がする、

何かしてあげたいけど何をすれば良いかよく分からない、

誰に相談すればいいの?

等の不安抱えていたと思います。

 

二人とも、抱えすぎていました。

一目見た時、私も石垣も考えていることは一緒でした。

 

 

 

「心も身体も軽くなって欲しいな。」

 

 

 

二人とも、見えないものを抱え、見えないものに怯え、見えないものを攻撃しているような状況。

 

彼らの共通点は、「現状把握」が乏しいことでした。

 

発症時期、入院期間、現在の伸び率、身体状況等々。

様々ことを考慮し、実際にお伝えしたのは

 

 

「まだまだ基礎の時間で、気持ちは分かる。けど焦らないで欲しい」ということ。

 

 

「回復期」ってすごい名称ですよね。けどその名の通り、みるみるうちに身体が変化していくのです。

少し乱暴な言い方なのですが、スピードや程度は様々ですが「放っておいても出来ることは増えていく」んです。

 

療法士も患者さんも目先の欲や焦りや不安にのまれて易く、

きっと「焦るな」と諭したところで、経験の浅いセラピストや患者さんにはかなり酷なセリフですね。

 

 

ただ、基礎って本当に大切なのです。

基礎がないと、どんどん体硬くなりますし、硬くなって動きにくさ・痛みを感じてから、基礎からやり直すって、中々大変なんです。

逆に言えば、基礎さえしっかり身体に沁み込んでいれば、退院しリハビリがなくなった後からでも改善の可能性が広がります。

 

 

だから、焦らないで欲しいです。

セラピストは焦らず、冷静に今後の目標と現状を見て今やるべきことを決めて欲しい。

患者さんも焦らず、体の基礎となる「心身の柔軟性」や「精神の安定」を大切にして欲しい。

だから、今回は彼らにしっかりと体感してもらいました。

 

 

石垣と私で一つ一つ評価し、プランを立て、本人様と一緒に問題となる箇所を共有し、その問題に対してアプローチを行いました。

いつもやっていることを後輩も混ざり、皆で共有しました。

 

彼は「ほんと軽い」と言い初めは無口でしたが、

終わりには饒舌になって帰っていきました。

 

彼と後輩の目標である「右手でご飯を食べること」ですが、

始めはバンザイをするにも重く、手が硬かったのですが、

軽く柔らかくなった手だと、何かが掴めそうな、そんな手になりました。

 

 

 

二人はこれを読んでいるか分からないけど、

きっと大丈夫。

二人で悩んで、基礎を疎かにせず、実直に向き合えば、きっと結果はついてきます。

 

 

当ステーションは、利用者さんの「機能改善の提供の場」でもあるけど、

「後進の育成機関」でもあります。

 

 

だから、いつでもおいで。

 

 

解決できないかもしれないけど、一緒に悩むし、ほんの少しだけ足元を照らしてあげられるかもしれないです。

 

 

最後に、

二人で戦って二人でもがいているのが印象的でした。

後輩の成長を嬉しく思い、また良き患者さんに出会えたことに感謝します。

うちの子、まだまだか弱いのですが、芯はしっかりしています。

必ず一緒に歩んでくれます。

少しまだ折れやすさはあるけど、立ち直りやすさも兼ね備えてます。

うちの子をよろしくお願いします。

 

そして、きっと良くなります。

祈ってます。

 

腕を扱っていた田邊と腰を動かしていた石垣より。

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