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脳卒中後の食事のポイント
2018.11.12
リハビリの現場の様子を
ブログで紹介しています。
リハビリのことが
少しでも伝わると嬉しいです。
11月も半ばになってきましたね。
本日は食事のワンポイントをお伝えできたらと思っております。
私事ですが、先週末は
土曜は諏訪の病院研修
日曜は静岡の講習会
に行かせてもらっておりました。
天気がよく
富士山が綺麗でした。
静岡の講習会は
「3職種が関わる食事」~口腔・顔面・咀嚼・嚥下~
というテーマで
講師の先生のアシスタント(助手)として参加させていただきました。
講師はST(言語聴覚士)の先生です。
片麻痺の方の食事場面について
1日講習会がありました。
講習会内容とは異なりますが
この機会に食事のことを投稿させてください。
食事では、人によって様々な悩みがあります。
飲み込みに問題があり
嚥下食を食べている。
麻痺した手で
うまく箸がもてない
食べこぼしがある。
座っていると
後半になるにつれて姿勢が傾く。
細かい点になると
硬い柔らかいに関係なく
咀嚼している。
口の中で麻痺側に
食べたものが残ってしまう。
などなど
たくさん問題点があり、人それぞれです。
食事は生きていくため
活動していくため
とっても必要な日常生活行為です。
食べなければリハビリも頑張れないです。
ガソリンのない車が動かないのと同じです。
食事は基本的に1日3回。
一番はじめに自立しやすい日常生活行為でもあります。
それだけ重要であります。
私は人が食べているのを見るのが好きです・・・
変な趣味ではないですよ。
食事は人の情動が表れやすかったりして
その人らしさがみられて
フードコートではついつい人をみてしまいます。
食べること
まずは安全が第一です。
喉につまったり、誤嚥する恐れがあり
命の危険が伴う行為でもあります。
そして、
美味しいと感じること
それが食事の醍醐味ですよね。
昨日の講習会の資料の一部ですが
「食べ物は食べておいしいもの」と
認識できて初めて食事に対する意欲がわき
食事の喜びがわかるのである。
摂食嚥下のスタートは食べ物の認識からである。
とあります。
こちらは「脳卒中の摂食嚥下障害」 藤島一郎・谷口洋著
から引用したようです。
藤島先生は、嚥下の有名な先生です。
私は実習地が聖隷三方原病院だったので、
何度かお目にかかることができました。
話しはそれましたが
食事には「美味しい」が大切です。
「まいうー」ですね。
片麻痺の方をみていると
姿勢が傾いていて、食事する姿勢がきつい
ペースト食で何を食べているかわからないから美味しくない
自分で食べれないから美味しくない
味がわからない
病院の食事は美味しくない などなど
美味しくない理由もそれぞれあります。
それらはリハビリをすることで改善がみられていきます。
問題点に対してアプローチも異なります。
だから、なんで美味しくないのか評価が必要ですね。
家のご飯が食べたいは、難しいですが・・・・
姿勢を変えたり
口の中の感覚練習をしたり
咀嚼・嚥下の訓練をしたり
脳梗塞リハビリステーション名古屋では
口の中を広げたり
顔面や頭頸部へのアプローチも実施しています。
歯ブラシを使っての指導も行ったりしております。
それも人それぞれに合わせてなので
みなさんに提示することはバラバラですし
必要性のある人にお伝えだけさせてもらっております。
口はとても繊細なところで
姿勢や少しの感覚、感情に左右されます。
リハビリでもそういった視点があるのだと
知っていただければ今日の投稿はうれしいです。
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